はんごんたん処方箋

足跡掲示板

  • センダ様、発作時の辛さよくわかります。アブレーション技術は目まぐるしく進歩しています。そろそろ自分もと思うのですが、ななかな踏ん切りがつきません。なにせ、なんともないとこきはすこぶる快調なのですから。お大事になさってください。 ( panawang - 2018.09.27 17:45 )
  • 私も心臓の具合悪いです、疲れると(ストレス、暑い夏)心臓が悲鳴を上げます、不整脈と息苦しさ、胸の違和感を感じます。 ( センダカツミ - 2018.09.16 10:08 )
  • Repuさん、ありがとうございます。おかげさまで、発作は収まりまして、軽快に過ごしています。ただ、寝てばかりいたせいか、筋肉がすっかり落ちてしまい、目下復調に向け励んでいます。また、雑穀でお会いしましょう。 ( panawang - 2017.06.16 17:39 )
  • 救急搬送され、その後の経過はいかがでしょうか?決して無理されませんように。 いつも美しい写真、楽しませていただき、ありがとうございます! ( Repu - 2017.06.15 21:59 )
  • float cloudさん、コメントありがとうございます。返事遅くなりました。すみません。過分なおほめを頂き、こそばゆいです。つたない文章ですが、書くことによって、自分の考えをまとめようと努めています。当HPに辿りついていただきありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。 ( panawang - 2016.05.15 19:44 )

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山旅 : 復活の大熊山 2017/6/14
投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-6-15 11:37:16 (486 ヒット)































6月に入ってから期外収縮や脈の乱れが全くない日が続いて、もしかしたら心房細動の発作が起きなくなったのでは、と錯覚に陥る。自分でも驚くほどに拍動はリズミカル。

雨上がりの翌日、天気の心配はないが、登山道の脇の草には水分が残り、これがかなりやっかい。露払いをして進むうちに、パンツはびしょびしょに濡れる。ときおり背丈ほどもあるササが登山道に覆いかぶさっているため、歩けば歩くほど濡れ具合は増す。

車止めを出たときには晴れていたが、しだいにガスが湧いてきて、視界不良。濡れネズミ状態でやっとせ気分が悪いのに、稜線に出てからの視界もないとなれば、やる気も失せてくる。期待していたオウレンはとうに終わっていて、残念至極。

1300くらいから雪を拾うが、雪の稜線歩きとまではいかない。ガスで視界が効かなく、雪で登山道がとぎれとぎれになる藪の稜線は迷いやすい。帰路のことを考え、赤布を小まめに打って進む。

頂上に着いてもつまらんなー、このガスじゃ。とぼやきながら歩いていると、ふっと、開けた山頂直下の草原に出る。相変わらず周囲の山々はガスの中。山頂ではサルが出迎えてくれた。

日本海側は雲海が広がる。下界は雲の下か。久しぶりに見る雲海は新鮮でもあり、懐かしくもあった。かつて幾度テントの外からこの景色を見ただろうか。さて帰るかと、ザックを担ごうとしたその瞬間、ガスが急に動き出し、雲の切れ間から剱が顔を出し始めた。日も射してきて、青空を背景に流れる雲と天を突く剱。偶然とはいえ、この瞬間にこの景色とは。その直前までの身も心もずぶ濡れで意気消沈していた自分はどこかに吹っ飛んでしまった。やっぱり山は行ってみなければわからない。

そのショータイムは十分ほど続いただろうか。山々はまたガスの中に消えてしまった。

家に戻ってからも、脈の乱れは全くない。心臓で悩み苦しむことがなくなると、今度は膝痛が気に懸る。人間というものは欲深いものだ。

登り2時間30分、下り2時間 

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