かみさんのお供をして塔倉山へ行ってきた。山頂に着いたときは雲がかかり始め、期待していた剱の眺望は叶わなかった。なにより驚いたのは取り付きまでの道中。上市から延々と続く里山は初めて見る光景。富山にもこんなところがあったのかと思うほど。舗装された道路の両側には稲刈りを待たんばかりの棚田が続く。人家がまばらな中にあって、そこだけが人の生業を感じさせるという不思議な里山の風景に目を見張った。