山岳小説にしては山の物語が貧弱だし、サスペンスにしては仕立てが陳腐過ぎる。昨今の山ブームに乗っかって出版されたのだろうが、その内容からして、ハテナ?と疑問を抱かざるをえない。出版社の質を問われてもしかたがないだろう。