山の本 : 「K2 復活のソロ」笹本稜平 著 ★★ 祥伝社
投稿者: hangontan 投稿日時: 2019-12-8 11:37:43 (265 ヒット)

8千メートルを超える高所での登攀シーンが本書の売りだが、登山経験や知識のないものが読んだらたぶん退屈な内容だと思う。ただ、エベレストに次ぐ世界第二位の山K2で、夏と冬の2度に渡る登攀シーンが味わえるのは少しだけ得した気分。フィクションとはいえ、あまりにも簡単に事が運びすぎるのが気になる。それをよい意味でとらえれば、山岳小説の敷居を低くして、幅広く読んでもらおうとの意図があったのかもしれない。

印刷用ページ このニュースを友達に送る