山旅 : 土倉山 1100まで 2020/12/6
投稿者: hangontan 投稿日時: 2020-12-8 10:48:09 (218 ヒット)









故障した膝と同じ足の脛をぶってから1ケ月半。触診では靭帯に大きな損傷があるとは思えないとの診立てだが、違和感が抜けない。膝蓋骨が若干下の方に移動した感覚で、直立しようとすると、負荷を感じる。無理して膝を伸ばそうとしている感じ。寝っ転がっての曲げ伸ばしには問題はない。階段の上り下りは膝が抜ける感じで、それを無理やり保持しようとすると疲れと痛みが膝の上部を中心に出てくる。そんな症状がっ固定してしまった感がある。2年半前に骨折してからの回復過程には感じなかった不具合。器質的に異常がないのであれば、1ケ月半もすれば、大概の怪我は治ってしまうであろう。それが、不具合が固定してしまった感があるのだから、余計、深刻に思ってしまう。

となれば、いつまで待っても良くなる見込みはなく、いかにこの症状をキープしながら登る方法を確立していくしかない。もしかしたら、山行を重ねていくうちに変化がみられるかもしれない。との思いで再びリハビリ山行開始。膝蓋骨を割ったときに使っていた安定感のある装具でがちがちに膝を固めて登ることにした。

久しぶりの土倉山はしっかりと夏道が付いていた。登り始めの急登にはロープが設置しあり、目印のマーキングも要所に見受けられる。踏み後はどこまで続くのかと思っていたら、どんどん上の方まで続いている。夏道には落ち葉が溜りとても歩きやすい。膝の調子はというと、抜けはあるが、装具のおかげでなんとか行ける感じ。

取付き付近は全く雪がない。1000付近から雪が付き始め、前日のものと思われるトレースも現れる。この頃から、膝蓋骨と膝の一体感にぶれを感じ始める。装具をきつく締め直して再スタート。抜け感は和らぐが、締め付け感が強く長く持たない感じ。1100、最後の急登手前でくるぶしまでの雪となり、膝の負担も重くなってきたので行動を打ち切った。

無理をし押しての登行だったが、スタート地点に立った手ごたえはあった。2年半かけて順調に復活できたと思っていた矢先の事故だっただけに、ショックは大きいが、現実を直視してやっていくしかない。

取付き起点 1100まで1時間半 下り1時間

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