本棚 : 「ストロベリーナイト」 誉田哲也 著 ★★★ 光文社
投稿者: hangontan 投稿日時: 2021-2-4 10:49:09 (136 ヒット)

wowowの映画でやっているのを観て、原作を読んでみたいと思って手に取った。
いわゆる警察刑事もの。刑事もので思い起こすのは高村薫やジェフリーディーヴァーか。だが、ここに描かれているのはそれらの作品とはちょっと趣が異なる。簡単に言えば犯罪小説と刑事小説ということだろうか。
犯罪小説に付き物の暗い闇も出てくるには出てくるが、軽いマンガのような「お笑い」が随所に出てきて、これが作者の作風と言えるのかもしれない。登場人物のキャラクターは端的に描かれているし、ストーリーの破綻もない。テレビの刑事ドラマを観ているかのような読み心地だった。

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