はんごんたん処方箋

足跡掲示板

  • センダ様、発作時の辛さよくわかります。アブレーション技術は目まぐるしく進歩しています。そろそろ自分もと思うのですが、ななかな踏ん切りがつきません。なにせ、なんともないとこきはすこぶる快調なのですから。お大事になさってください。 ( panawang - 2018.09.27 17:45 )
  • 私も心臓の具合悪いです、疲れると(ストレス、暑い夏)心臓が悲鳴を上げます、不整脈と息苦しさ、胸の違和感を感じます。 ( センダカツミ - 2018.09.16 10:08 )
  • Repuさん、ありがとうございます。おかげさまで、発作は収まりまして、軽快に過ごしています。ただ、寝てばかりいたせいか、筋肉がすっかり落ちてしまい、目下復調に向け励んでいます。また、雑穀でお会いしましょう。 ( panawang - 2017.06.16 17:39 )
  • 救急搬送され、その後の経過はいかがでしょうか?決して無理されませんように。 いつも美しい写真、楽しませていただき、ありがとうございます! ( Repu - 2017.06.15 21:59 )
  • float cloudさん、コメントありがとうございます。返事遅くなりました。すみません。過分なおほめを頂き、こそばゆいです。つたない文章ですが、書くことによって、自分の考えをまとめようと努めています。当HPに辿りついていただきありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。 ( panawang - 2016.05.15 19:44 )

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本棚 : 「ギリシャ人の物語 全三巻」塩野七生 著 ★★★★ 新潮社
投稿者: hangontan 投稿日時: 2022-9-5 9:55:50 (70 ヒット)

「バウドリーノ」から始まったヨーロッパ詣で。
その後、「十字軍物語」「パックス・ブリタニカ」ときて、今本書にたどり着いた。「ローマ人」の物語から始まった歴史エッセイ(著者はこう定義している)の最後を飾る作品となった。曰く、「ローマ人の物語」の中ではほんの少しか触れられていないギリシャに対して失礼きわまりない、と思ったことが本執筆の発端だったとか。物語はスパルタとアテネを中心とするギリシャの都市国家の盛衰を、その時々に現れる名将を通して描かれている。スパルタとアテネの文化的相違に「ははん」となり、両国の攻防戦に手に汗握る。まるで三国志を読んでいるみたいな気。

最期はマケドニアのアレクサンドロス大王にかなりのページを割いている。アテネ、スパルタの自滅ともいえた歴史的空間に突如現れたアレクサンドロスはまさに必然的出現ともいえる。そして、その東征。大国を撃破しながらの大進軍だとの認識があったが、実は弱っちいペルシャを配下にして廻っただけだった。

さて、著者最後の歴史エッセイとなった本書の末尾に「十七歳の夏―読者へ」お題して著者の言葉が添えてある。その中の一文が心に響いたので書き留めておく。

***あなた方が書物を読むのは、新しい知識や歴史を読む愉しみを得たいと期待してのことだと思いますが、それだけならば一方通行でしかない。ところが、著者と読者の関係は一方通行ではないのです。作品を買って読むという行為は、それを書いた著者に、次の作品を書く機会までも与えてくれることになるのですから。中略 ほんとうにありがとう。これまで書き続けてこられたのも、あなた方がいてくれたからでした。中略 最後にもう一度、ほんとうにありがとう。イタリア語ならば「グラツエ・ミッレ」。つまり、「一千回もありがとう」***

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