山の本 : 「チベットのアルプス」
投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-10 6:16:09 (350 ヒット)

中村保 著 ★★ 山と渓谷社

チベットの東には6千から7千メートル級の未踏の山がごろごろしているらしい。といってもどの辺なんだかピントこない。筆者はその山域に何度も足を運びいれ、未知の山々を調査して歩いた。本書はその紀行と記録の集大成である。この地域は中国にとって非常に難しい領域であるため、入域、登山ともに非常に厳しい制限がる。その悪条件をかいくぐって踏査している。『入ってしまえば、こっちのもの』なのか。
山域的なこともあって、漢字の地名、山名、人名が非常に多く、読むのに苦労する。カタカナばかりでもつらいものがあるが、漢字ばかりでもやはり読みづらい。しかし、雪をまとった目を奪われんばかりの秀峰の写真も載っており、あれやこれやと想像力をかきたてれた。

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