山旅 : 春エノキ 2011.5.9
投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-9 20:48:44 (1767 ヒット)





昨日、目いっぱい働いて、帰宅してから町内会の集まりと、無茶苦茶忙しかった。一日終わってみるとくたくたに疲れ果て、もう年かなと思いながら寝床に着く。朝起きてみると、よい天気ではないか、昨日の疲れはどこへやら、まだまだやれると動き始める。だが、おにぎりを作ってから家を出たのが6時過ぎ、この時間ではそんなに高い山へは登れまいと、とりあえず、車を走らせる。コンビニに寄って缶コーヒーを物色する間に今日の目的地を定めた。
今年は残雪が多く、どこにでも好きなようにルートが取れる。ようやく春めいてきた山。小鳥達のさえずりも始まった。誰もいない静かな山歩きだ。今日は体調もよく、足の運びも軽やか。もっとも、先日の鍬崎山より5キロ近く荷を減らしているのだ。どこへでも、いくらでも歩けそうな気がする。明らかなクライマーズ・ハイ、陶酔感に浸っていると、次の瞬間、本当にそっけなく山頂に出てしまった。
帰りはいつものごとく、脱兎のごとく。この辺りはまだ残雪も多く、山菜は望めないだろうと、なにげなく辺りをみていると、倒木になにやら黄色いものがポツリポツリ。もしやと近寄ってみると、春に生えるキノコではないか。それも上物のエノキ。みずみずしく照り輝いている。まさかと思いながら、一掴み、いつものように一杯の味噌汁分だけ獲ってきた。帰ってからネットで調べてみると間違いない。また春の楽しみが一つ広がった。明日の朝はエノキの味噌汁だ。うちの庭のミツバで香りを添えよう。アサツキをたっぷり刻んで混ぜて作った卵焼きも作ろう。

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