山旅 : 来拝山
ぎっくり腰からまるまる2週間たった。ギクリとくる痛みは5日ほどで消えたが、ひねりやかがみ込みの際に重たい痛みを感じる。完治するまでまだ時間がかかりそう。
歩きだけなら、なんとかなるだろうと、国立立山青少年自然の家まで車を走らせた。
積雪は50センチくらい。とりあえず、城前峠まで。
晴天の林道歩きは実に気持ちがいい。空気がうまい。立山連峰が一望でき、気分爽快。
で、城前峠まで1時間45分。大休止をとろうと座りこんだら、いきなり心臓の高鳴り。それまで気分がよかっただけに、がっかり。またか、と思ったが2〜3分で解消。めまいも吐き気も起こらなかったので、来拝山に取り付くことにした。
そこで待っていたのは、さらなる楽しみ。時々腰までもぐるラッセルに喜々揚々。ひたすら、ひたすら、高みを目指す。だが、動悸、不整脈が出っぱなし。高揚感がそれを誘うのか。クライマーズハイと底なしの不安感がせめぎ合う。
取りついてから2時間。やっとのことで、来拝山山頂台地に到着。息も絶え絶え。山頂まであと50メートルを残して下ることにした。下りは30分。
この夏以来、動悸、不整脈の出現度は日ましに高くなってきている。
ある日突然、ふっと、消える。そんは日が来ないだろうか。
来年は試練の年となるかも。