山旅 : 2013年前半をふり返って
投稿者: hangontan 投稿日時: 2013-6-26 19:49:43 (548 ヒット)

この半年間はよく山に行った。
昨年の12月の大辻山に始まって、年末の霞沢岳、正月の中山、大熊山をはじめとした伊折周辺の山々。そして、伊折のゲートが開いてからの山ノ神尾根と早月尾根。山ノ神尾根は積年の目標だったが、今季2回目の挑戦で念願がかなった。大熊山も伊折から歩いて、2度目で登頂、さらにかみさんともう1回。早月尾根は小屋までと、2600までの2回。6月に入ってからは、かみさんと白山平瀬道のダケカンバ詣で。さらに、12年ぶりの明星西壁の登攀。この間、雑穀谷や文登研でのクライミングとレスキュー訓練を5、6回。

とにかく登ってなんぼの山。それに異変が生じたのが六年前の冬。ちょうど五十歳を超えた頃、登山中に起こる予期せぬ体調不良に悩まされ、それが一昨年には度々出るようになった。なんとかそれを克服しようと一人奮闘するも、一進一退。このままでは終わりたくないの一心で年頭を迎えた。

とまぁ、くだくだと考えていてもしょうがないので、行動に移すことに。まずは歩くこと、山に登ること、その中から何か得られるものがあるはず、解決策を見いだせるはず、そう思って山に入っていった。その積み重ねが冒頭に揚げた山行となった。

中でも、山ノ神尾根からの大日岳登頂は大きかった。1回目の敗退は惨憺たる内容だったが、2回目で完遂できたのは万感たる思いである。あれで止めていれば、また悶々とした日々を送らねばならなかったであろう。山ノ神尾根という自分にとって大きな山を越えた後は、あとは楽な気分で臨めた。そして、最後に行った明星西壁はこれまでの岩登り訓練の総仕上げ。わずか2ピッチではあるが久々の登攀にアドレナリンが大噴出。

ふり返ってみれば、なんとかなるもんだ、の半年だった。

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