山旅 : 道路も山も初ラッセル 来拝山 201/1/2
投稿者: hangontan 投稿日時: 2014-1-2 17:13:12 (536 ヒット)







昨日は元旦、なんとか我慢して家でじっとしていたが、二日の今日、いてもたってもおられず、出かけることにした。

まだ夜も明けきらぬ中、季節外れの土砂降りの雨をついて山へと車を走らせる。前を行く和泉ナンバーの車はスキーを乗せている。こんな雨ではさぞがっかりだろうな、などといらぬ気遣いをする。だが、そんな心配も芦峅寺の雄山神社まで。立山青少年自然の家へと向かう道路に入ったとたん、雪の量が一気に増える。轍も残り、やや車高が高めな我が車ならばなんとかなるだろうと、先を目指すが、急傾斜に差し掛かると登らなくなってしまった。デフロックをかましてもスリップしてしまう。スコップを車に積んで来なかったことを悔やんだが、ピッケルで固まった雪をかいて、急場を凌ぐ。だが、そんな場面が2度3度、しまいには轍も消えてしまい、車でラッセルするはめになった。そしてついに立山青少年自然の家までいまちょっとのところでカメになって身動きがとれなくなってしまった。しかたなく、切り返しUターンすることに、それも必死の作業。下りはじめてすぐ、下から除雪車が上がって来てくれた。しめた、と思って、その後をついて再び登りにかかる。おかげで、なんとか立山青少年自然の家まで辿りつくことが出来た。ここまで家から2時間、通常の倍返し。すっかり困憊してしまった。

下界では雨だったのに、ここでは大雪だったらしい。一面の銀世界、白一色の世界。自然の家管理人の方に聞くと、昨日の夜から一晩で30センチは積もったとのこと。もちろん、昨日までのトレースは消えている。よっしゃ、やった、とバージンスノーを蹴散らしてお山へと向かった。
山には、もう、どこを歩いてもいいくらいの雪が積もっている。すっかり冬の山だ。視界はいまいちだが、ただひたすら上へ上へと足を運ばせる。どこを歩いているかは構いもしない。胸付くラッセルも楽しくて楽しくて。ワカンだとこうはいかないだろう、スノーシューの威力は絶大だ。

そうやって一人ラッセルを楽しんで、年末から年始にたまった淀んだ気を吐ききった、ちょうどほどよいころ、来拝山に到着した。今年初の雄叫びはこの山となった。家族みんなの幸いを祈念して下山にかかった。

登り1時間30分、下り30分

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