山旅 : 東芦見谷右稜取り付き偵察 2014/4/1
投稿者: hangontan 投稿日時: 2014-4-2 20:33:54 (370 ヒット)















気になる山があった。伊折から馬場島方面に向かって歩いてきて小又川にさしかかるころ、小又橋の上の方に見えてくる山がある。雪の無い時期はそうでもないのだが、冬から春にかけて、雪をかぶった白い山は薄い水色の鉄骨の小又橋とマッチして妙にしっくりとくる。

伊折のゲートは無くなっていて、剱センターのゲートまで車は入る。除雪はその先も続き、小又橋の手前200〜300mに除雪車は止まっていた。その両脇にはまだ除雪しきれていない雪が残っている。除雪された道路はさながら廊下のようだ。雪の上を歩いたほうが気持ちがいいので、左端に残った雪の上を歩く。ところどころに右斜面からの小雪崩が廊下を塞ぎ、落石が散乱している。

さて問題の山、東芦見谷右稜。道路を歩いていくと対岸に台地上の尾根末端が見えてくる。そこから取り付こうと思うのだが、二日前の雨のせいなのか、ただ単に融けだした雪代の分なのか、水量が多くてとても渡渉できる流れではない。東芦見谷正面に架かる吊橋の底板は取り外されている。吊橋の両脇に乗って、慎重に足を運べば行けなくもないが、滑らせでもしたら致命傷となるので、この橋は使えない。

渡渉出来る地点を探し、先を行くが、だんだん予定していた取り付きの台地から遠ざかってしまう。唯一使えると思えるのは川幅が広くなっている堰堤。いくつかの堰堤を過ぎて、なんとか使えそうな堰堤がようやく見つかった。それは、地形図上の「大出し」の直下に設置された堰堤であった。となるとこの大出しから廻り込むようにして尾根に取り付くしかなさそうだ。でもやっぱり、雪融けがまだそんなに進まない3月中旬までに東芦見谷右稜末端台地目指して渡渉するのがベストだろうな。

剱センターから小又橋まで45分 馬場島を超えて引き返し地点まで1時間

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