山旅 : 届かなかった大日岳 2015/8/7
投稿者: hangontan 投稿日時: 2015-8-15 6:00:20 (435 ヒット)

称名の駐車場に向かう道中、山は雲がかかっているが、なぜか大日岳方面だけが晴れている。今日こそは剱が拝めるだろう。

登山口から大日平小屋を過ぎてすぐのベンチまでノンストップ。ここまで1時間45分。汗ダラダラではあるが、自分としては快適な部類。500ミリペットボトルを一気に飲み干し大休止。やおらザックを担いで歩きだしたが、なんか変。足が重い。出だしはこんなものかと木道を行くが、一向にペースが上がってこない。そのうち虚脱感が体を覆い、歩くのが辛くなってきた。せめて水場までと、だるい体を引きずって登る。いつもなら5番目の水場で一本取って、そこから山頂までノンストップなのだが、今回は2番目の水場までがやっと。大息をつきながら到着。命の水を補給し出発したが、体調は回復する気配なし。足は重くカメさん歩き。結局大日小屋へと右にトラバースするあたり標高2300付近まで、3回の休憩をはさんでようやく到着。ここまで大日平から1時間30分。どんなにゆっくり歩いても小屋までは1時間で行ける距離のはず。だが、体がいうことをきかない。休憩中も頻脈が収まらず、脈はバラバラと途切れ気味。行って行けないことはないと思うのだが、ここは引き上げ時と観念して、今日の山を終えた。それにしても山頂付近の青空と流れる白い雲が恨めしかった。今日も剱はお預けだ。

今日の敗因:
,茲わからないが、調子のいい時の大休止の後、突然悪くなるというパターンにはまってしまったようだ。これまで幾度も経験している。ハイピッチの後の大休止は自分には禁忌のようだ。ハイピッチ自体よくないのかもしれない。
∩案就寝前、抗不整脈剤を飲み忘れていた。水場であわてて飲んだがあとのまつりであったようだ。
いずれにしても不整脈はなんの予兆もなく突然現れる。出ないようにするのがベストなのだが、それが完璧に出来ないから、山はいつも不安で一杯。次回からは何らかの対策が必要だ。

登り3時間15分 下り3時間

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