山旅 : ナメコのこと
投稿者: hangontan 投稿日時: 2015-11-20 18:11:35 (513 ヒット)





11月16日と18日に続けて山に入り、ナメコの生態について気付いたことのメモ。

今年のナメコは例年より一足早く、9月中旬に出始めた。しかし、その後乾燥続きで全く気配なし。11月に入ってからも不作が続いた。しかし、第二週あたりから雨もぽつぽつ降り始め、第二陣が息を吹き返した。しかし、雨は降ったものの、気温が高めで、急成長したナメコは傷むのも早かった。16日に山に入ったときは、大きく5センチ以上に笠が開いた旨そうなやつが五万とあった。しかし、そのほとんどは傷んでいた。気温が高めの時は、早めに採らないといけないみたい。そして14日の雨で第三陣が出初めてきたようだ。大きく開いてはいるが腐ったナメコがある一方で、別の朽木にはまだ小粒の幼菌がたくさん見られた。その幼菌は採らずに残して来た。

そして、18日再び山に入った。二日前に見た幼菌がどうなっているか気になってしかたがなかった。幸いというか、この二日間、気温も幾分下がり、雨もある程度降った。18日も朝から天気はぐずついていたが、晴れ間も見られそうな雲行きだったので、仕事を早めに切り上げて山に向かった。二日前は笠の直径が1センチかそれ以下だったのが、2センチから3、4センチにまでになっていた。質量にすれば10倍以上にはなるだろう。二日間の雨と冷え込みがナメコの生育には良い条件となったようだ。あと二日から三日もすれば、極上の開いたナメコになると推定される。これからは山の湿度もある程度確保され、気温もそうは上がらないので、やっと本来のナメコの時機到来といったところだろう。

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