心房細動な日々 : 医療の再分化が進む中で 登山の医学は・・・
投稿者: hangontan 投稿日時: 2015-12-3 16:36:51 (484 ヒット)

登山中に突然起きてしまう体調の異変。医療の再分化が進んでいる中で、登山中の疾病についての分野はまだまだ発展途上。

これまで三人の医師(同じ中核病院の医師二人とそこから紹介された今の主治医)に診てもらったが、登山と不整脈についての付き合い方に関しては的確なアドバイスを得られないでいる。カテーテルアブレーションによる根治術がベストなのだろうが、それを選択しない場合の対処法なり予防策について患者側にたった助言が欲しかった。しかし、ある程度山の経験がない以上、その人個人に見合った最適解を一緒になって考えるのは非常に難しい。
自分としてはなんとか山と不整脈を両立させたい。そんな中で探し当てたのが「登山の医学ハンドブック」

この本は登山中に起きる疾病全般について症状ごとに触れてあり、最も知りたかった「登山中に起こる循環器救急疾患の特徴と発症時の対策」についても要点をまとめ一覧表にしてわかりやすく解説してある。そこでは、循環器疾患について、山での疾病すべてに言えることだが、「最大の対策は予防である」と言いきっている。しかし、その予防法となるとやはり主治医と相談しながら見つけていくしかなく、登山に理解がありかつ循環器にも詳しい専門家が身近にいない現実を踏まえると、自分なりに試行錯誤を重ねていくしかない。

今は抗不整脈剤と山での経験値から、なるべく発作に至らない山登りを模索中。しかし、それも100パーセントというわけにはいかず、毎回毎回、突然襲ってくる発作に脅えながらの山行が続いている。

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