山旅 : 快調 中大日 2016/7/11
投稿者: hangontan 投稿日時: 2016-7-13 7:39:39 (537 ヒット)

旅先から二週間ぶりに帰ってきてみると富山はとてもよい天気。
白山に行ってあの花の山に身を置いてみたかったけれど、かみさんの触手が今一つなので、独り大日へ向かうことにした。
7月に入ると桂台のゲートが開くのが6時なので、まだ涼しいうちに出発できるのがよい。平日なのに10人くらい称名の駐車場で準備をしていた。いよいよ夏山シーズン到来か。

不整脈の出方が心配だったが、今回はまったく問題がなかった。登り始めから山頂までほぼ一定のリズム。水を飲むためにちょっと立ち止まったことはあったが、ほぼノンストップで中大日の頂上まで。空気が乾いているせいもあるのか、息苦しさはさほど感じない。こんなに体調がいいのは幾年ぶりだろうか。昨夜飲んだ抗不整脈剤が効いたのか、はたまた出発する前に飲んだアミノバイタル3000がよかったのか。クライマーズハイに身を置きながらの登行はなんとも気持ちがいい。大日平の草原には爽やかな乾いた風が吹きわたる。水場を過ぎると急登になるのだが、それも一向に苦にならないほど気持ちのよい登行だった。山頂に着いても荒れた息はすぐに引いていく。

コルからの眺めは超弩級だ。真夏の剱が青空に尖がっている。中大日まで行くとまた景色が変わる。七福園を手前にして奥大日へと向かう稜線。そして、そのさらに向こうには室堂と立山連山のパノラマが広がる。

体調は上々だし、まだ時間も早いので奥大日までとも考えたが、過去に何度も味わった苦い経験から、それは止めにした。その代わり、カメラを出して写真を撮りまくった。白山のお花畑には遠く及ばないが、それだからこそひっそりと咲く花々がよけいにいとおしい。なんだかんだで山頂付近に一時間も長居していた。こんなことは初めて。いつもなら頂上を踏んですぐに下山にかかるからだ。

下山途中もカメラを出して何度も足をとめた。体調がいい山とはこんなにもいい山だったのだ。忘れかけていた山の楽しみが顔を出した山行だった。

車止め起点 登り3時間40分 山頂1時間 下り3時間20分











































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