はんごんたん処方箋

足跡掲示板

  • センダ様、発作時の辛さよくわかります。アブレーション技術は目まぐるしく進歩しています。そろそろ自分もと思うのですが、ななかな踏ん切りがつきません。なにせ、なんともないとこきはすこぶる快調なのですから。お大事になさってください。 ( panawang - 2018.09.27 17:45 )
  • 私も心臓の具合悪いです、疲れると(ストレス、暑い夏)心臓が悲鳴を上げます、不整脈と息苦しさ、胸の違和感を感じます。 ( センダカツミ - 2018.09.16 10:08 )
  • Repuさん、ありがとうございます。おかげさまで、発作は収まりまして、軽快に過ごしています。ただ、寝てばかりいたせいか、筋肉がすっかり落ちてしまい、目下復調に向け励んでいます。また、雑穀でお会いしましょう。 ( panawang - 2017.06.16 17:39 )
  • 救急搬送され、その後の経過はいかがでしょうか?決して無理されませんように。 いつも美しい写真、楽しませていただき、ありがとうございます! ( Repu - 2017.06.15 21:59 )
  • float cloudさん、コメントありがとうございます。返事遅くなりました。すみません。過分なおほめを頂き、こそばゆいです。つたない文章ですが、書くことによって、自分の考えをまとめようと努めています。当HPに辿りついていただきありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。 ( panawang - 2016.05.15 19:44 )

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Help にゃ〜ん♪
投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-10 6:11:29 (308 ヒット)

小池真理子 著 ★★ 新潮社 
全くの偶然から恋人を銃殺してしまった妹。その拳銃を山に捨てに行った兄の祐介。そこのペンションで祐介に狂気が待ち構えていた。ストーリー、展開、結末とも陳腐。『ナルキッソスの鏡』に出てくる狂気の母親とここに出てくるペンションの主人がだぶってしょうがない。そう感じるのは私だけだろうか。小池ワールドは類似品が多い。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-10 6:10:58 (310 ヒット)

小池真理子 著 ★★★ 新潮社
天才画家、辻堂環の訃報から始まる短編の集合体。天才の内面は黒く渦巻く嵐のようなものなのだろうか、はたまた木漏れ日が差す穏やかな縁側のようなものなのだろうか。どこにでもいそうな6人の主婦が環の死を知った瞬間、彼との蜜月の記憶がよみがえる。
それは一時ではあるが環との狂おしい、まぎれもない恋の蜜月だった。そんな過去があったのかなかったのか、それを全く感じさせない彼女らの平凡な今の生活とのギャップに引っかかるものがある。そんなんでいいの?


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-10 6:10:27 (415 ヒット)

小池真理子 著 ★★ 集英社

ホラー・サスペンス。
逢魔ヶ森別荘地に若い男女が消えていく。主人公の真琴もやがてそれと同じ末路を辿ることになるのだが、彼には又別の物語が展開する。女装倒錯に浸る真琴と逢魔ヶ森で助けた乃里子がおりなすあやしい世界。小池真理子の得意な分野だ。
山に住む親子の狂気がありきたりなのが残念。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-10 6:09:41 (435 ヒット)

ルース・ベネディクト 著 ★★★★ 社会思想社

二十数年ぶりの読み返し。
日本社会の構造を文化人類学の面から分析している。この本を読んだ誰もが驚くのは、筆者が一度も来日していないのにこれだけ鋭く日本と日本人が分析されていることだ。少なくとも昭和三十年代生まれの私の日本感を見事に言い表している。作者が日本研究を米国から依頼されたのは昭和19年6月、米国が太平洋戦争において大攻勢をかけ始めてきた時期である。米国はありとあらゆる面において敵国日本を知る必要があり、その一環として筆者に日本研究が依属された。
この本の妙は、筆者の分析力の鋭さにあるが、それよりも私は英語で書かれた日本についての記述を邦訳で読み直すという点にあると思う。原書で読めば、もちろん理解できるはずもないが、ちんぷんかんぷんに違いない。この日本人から見て鋭いと指摘された分析は、どの程度米国人に理解されているのだろうか、それも気になる点である。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-9 6:49:30 (423 ヒット)

宮部みゆき 著 ★★ 出版芸術社

サイキックもの。
超能力者が自分の持つ力に悩み、一人は死んでいき、一人は実社会との共存に前向きに生きていく。
宮部みゆきの作品と言われれば、そうかな、と思わないでもないが、誰かのペンネームであっても疑問はもたない。
さらりと読めるが筆力は感じさせない。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-9 6:49:00 (421 ヒット)

小池真理子 著 ★★★ 早川書房

1970年から1972年が舞台の恋物語。以前から読んでみたかったのだが、なかなか手に入らず、ようやく古書店で百円の良書を見つけた。
「恋」というには官能的でミステリアスな内容だ。せつない「恋」とはおよそ縁遠い。「秘密」と題してもよかったろうに、しかし、「恋」ではなくてはならなかった。
主人公が癌で亡くなる間際に、ルポライターに「これだけは秘密にしておいて」と語った、殺人という形で終わりに至ったすさまじい「恋」の話。
書評では連合赤軍の浅間山荘事件との関連性について触れられているものが多い。実際、物語りにもそれが伏線として描かれているし、主人公と学生運動との関わりも描かれている。
しかし、自分の中では「恋」のミステリアスな部分とは別のものという感がある。主題の「恋」とは別の話という感じが頭から離れない。また、それ自体でもりっぱな作品となり得る。
この本は二つの話を融合させた物語との印象が残る。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-9 6:48:12 (469 ヒット)

谷甲州 著 ★★ 早川書房

世界のあちこちで動物たちの異常行動が観測され始めた。宇宙船での事故をきっかけとして、流星パンドラの関与が浮上してくる。
それは地球外生命体の地球侵略の序章であったのだ。パンドラ探査隊が次々と地球を飛び立ち、パンドラ攻略が開始される。
出だしは、まあまあだった。しかし、動物たち(猿ら)が人間に攻撃をしかけてきたとう話が唐突という感じがした。それからは、
長い長い話が続く。宇宙船での活動など随所にキラリと光るものが散りばめてあるのだが、つなぎの質がよくなく冗長的な感が否めなくもない。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-9 6:46:40 (483 ヒット)

藤原伊織 著 ★★ 講談社

ある日突然、配管工の主人公に蚊トンボが取り付いてしまい、彼は特殊な能力を持つようになる。そして、ヤクザがらみのトラブルに巻き込まれていく。『蚊トンボ』+『特殊能力』の設定がなくても十分面白い筋になったと思う。なぜ『蚊トンボ』でなければならなかったのか、疑問だ。
この本の書評には概して高く評価してないものが多いが、自分はそうでもないと思う。出だしこそ「これは?」と思ったのだが、すぐに引きずり込まれ、あとは一気読み(この意見も多い)。浅田次郎作品を思わせる個性の強い登場人物に笑ってしまった。ただ、浅田節になりきれなく、またサスペンスにしても中途半端という観がぬぐえなくもない。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-9 6:45:56 (494 ヒット)

福井晴敏 著 ★★★ 講談社

サスペンス。江戸川乱歩賞をとる前の作品
「あなたの前に川が流れています。深さはどれくらいあるでしょう?1.足首まで、2.膝まで、3.腰まで、4、肩まで」と問われたとき、なんて答えるだろう。「腰まで」と答えた人は「何にでも精力的で一生懸命、バランスの取れてる人」。「肩まで」と答えた人は「情熱過多、暴走注意」。だそうだ。
元警察官のグータラ警備員の森山が、ヤクザのビル爆発事件に関係のあると思われる保をかくまうところから話は始まる。しかし、それは単なるヤクザの抗争劇だったのではなく、一年前に起きた宗教団体の地下鉄爆破テロとの関連性があった。森山は『赤坂』『市ヶ谷』『永田町』が絡みあった闇の計画に巻き込まれてしまう。キーワードは『アポクリファ』。
トム・クランシーを彷彿させる諜報戦と人間模様。怒涛の結末は一気読み。後に大賞を3つも受賞した『亡国のイージス』よりかはよくできていると思う。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-7 17:40:44 (444 ヒット)

宮尾登美子 著 ★★★ 宮尾登美子全集 朝日新聞社 
第80回直木賞(昭和53年)

『一弦の琴』とは一台の琴の意味かと思っていたら、文字通り弦が一つしかない琴のことだった。だいたいそういう琴が存在していたことすら知らなかった。一弦なので華やかな音、演奏はできないだろうと想像するのだが、逆に、心にしみいる音色がかもし出されるのではないかと思う。
頃は幕末から明治、昭和四十年代まで、一弦琴に魅かれた二人の女性の物語。二人は一弦琴塾の塾長とその塾生の間柄なのだが、双方とも様々な出会いと運命を経てその道を極めていく。
ここでも宮尾節に聞き入ってしまう。他の作品同様、どの登場人物、どの場面にもすぐに入っていくことができる。和風の庭に面した縁側付の畳の間でピーンと張られた一弦琴を弾く主人公の姿を思い浮かべると、こちらも静謐な空気に包まれる。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-7 17:39:34 (422 ヒット)

山を始めて最初に読んだのがこの本だった。以来、幾度か読んでいる。
誰もが通る山の本ではなかろうか。しばらくぶりで読んでみて思ったのは、『山以外の事も結構たくさん書かれてあったんだな』ということ。人間加藤文太郎もうまく描かれている。
単独行でありながら、人恋しいというのは、なんだかよく分かるような気がする。『・・・のだ』『・・・である』という文体が多く、耳にこびりつく。山でしょっぱい場面に出くわすと『俺はやるのだ』と一人悦に行っているときがある。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-7 17:38:24 (480 ヒット)

宮尾登美子 著 ★★★ 宮尾登美子全集 朝日新聞社

宮尾登美子三部作の最後。
十八歳の綾子が乳飲み子を抱えて満州に渡り、すぐに終戦となって引き上げてくるまでの一年半が描かれている。
「ファンゴール」とは転地が逆さになるという意味の満州の言葉。終戦を境に満州にいた日本人の生活は一変してしまう。それまで虐げられてきた満州の人々が「ファンゴール」「ファンゴール」と叫んで日本人の居留地に押し寄せてくる。それこそ着る物一つだけとなった満州での悲惨な生活に追い討ちをかけてくる。そして、どん底の状況に置かれた主人公の葛藤。
「櫂」「春燈」そしてこの「朱夏」いずれも心地よい余韻が残る。何もかもあわただしい現在から、時間、空間、気持ちともトリップさせてくれる。
このあと物語は「仁淀川」に引き継がれているらしい。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-7 17:37:48 (354 ヒット)

宮尾登美子 著 ★★★ 宮尾登美子文学全集 朝日新聞社

「櫂」を読んだら次に読みたくなるのが、やはりこの「春燈」である。
「櫂」では主人公の母親の視点で描かれているが、「春燈」は主人公の目線で書かれている。宮尾登美子は出だしがうまい。さらりと、あれやこれや話題を拾っていきながら、いつの間にか主人公の世界に入っいる。
幼少の頃から、小学校の代用教員となり求婚されるまでが描かれている。ほのぼのとした純真な少女の成長記である。主人公の存在は一服の清涼剤のようなものであり、朝の連続ドラマを彷彿させる。求婚される場面ではなぜか目頭があつくなる。ふむふむと次のページをめくってみたら、そこで終わりだった。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-7 17:17:50 (463 ヒット)

笠井潔 著 ★★★ 講談社

本格推理小説。
1月に出だしだけを読みかけて、ほうってあった。相変わらずこの人の本は理屈っぽい。読み直してみて、やっと入り込むことができた。
フランス革命中に起こった殺人事件をデュパンが解いていく。緻密に練り上げられた筋は飽きさせない。革命についての記述も、まるでそこに居るかのような臨場感を与えてくれる。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-7 17:17:19 (477 ヒット)

江戸川乱歩賞作家短編集 ★★ 講談社

真保裕一の「黒部の羆」が載っていたので買った。まだ新しいので、さすがの古書店でも半額。
おのおの異なる形のミステリーが楽しめる。中にはハッピーエンドなのもあって、全体としては、中の中の上といったところか。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-7 17:15:29 (441 ヒット)

E.E.スミス 著 ★★★ 創元推理文庫

小学生の頃はいまどきの子供らと違って、本など読んだことはなかった。読んでいたのはもちろんマンガばかり。「少年」「少年画報」「ぼくら」などの全盛期だった。そこで覚えたロボット物、宇宙物は後々まで私の楽しみの一部となった。
中学に入って、休み時間になるとノートに宇宙船ばかり描いている奴がいて、そいつがが読んでいたのが「宇宙のスカイラーク」だった。なんだか面白そうなので僕も買っみた。およそ「本」というものを読んだのはこれが初めてだったと思う。中学生相手としてはSF度100%。当時としてはややわかりにくい用語もあったが、話の筋は単純で、マンガの延長線上にあった。
今読み返すと、当時のことが彷彿される。スカイラークが雲雀という意味なんてずいぶんあとから知った。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-7 17:14:45 (497 ヒット)

それまでのヴァンパイアのイメージをガラッと変えてくれた一冊。この本にそんな感想を持った人は多いと思う。主人公が現代の街にさっそうと登場。しぐさ、感情も今風に描かれており、読後感も申し分ない。
話は古くなるが、新婚旅行はネパールのアイランドピークを予定していた。カトマンズのエイジェントとの手紙のやり取りで、おおまかな日程を組んだ。しかし、いろいろあって6千メートル峰を登るためのトレーニングを積むことができず、直前になってアイランドピーク登頂を断念し、トレッキングに計画を変更した。
トレッキングを順調にこなして、アイランドピークのベースキャンプ地に入った。山小屋はエベレスト街道散策のトレッカーはもちろん、アイランドピーク目指してやってくる山家で人気のあるスポットだ。夕食を終え、寝床に就くまでのひと時、いつものようにお茶を飲んで時間を過ごした。我々の他には数人の欧米人が、薄暗い部屋の中にいた。その中の一人の女性が開いていたのが「夜明けのヴァンパイア」だった(もちろん原書)。
この地に集まってくる人々はトレッキングや登山という共通項を持っている。それ以外の共通項に偶然出会ったことに軽い興奮感を覚えた。日本にいてさえ、誰かがこの本を読んでいる姿にお目にかかれるとは想像しがたいのに、まさかこんなところで、それも原書に出会うとは。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-7 17:14:01 (456 ヒット)

瀬名秀明 著 ★★ 角川書店 上・下

量子力学は突き詰めていくと、精神世界、宗教の世界にまで踏み込むことになるという話を聞いたことがある。この本にはそんなニュアンスがある。脳を科学すると、それは心との問題に突き当たってくる。心は神の領域につながる。
これは物語なのか、脳科学の最先端解説書なのか、どこまでが本当で、どの変がフィクションなのか、あっちへ行ったりこっちに来たりと、そんな内容の本だ。UFOと臨死体験に接点があるとは思いもよらなかった。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-7 17:13:16 (381 ヒット)

村上龍 著 ★★ 文芸春秋

村上龍で初めて読んだ本。
話はややイージーのような気もするが、軽いテンポの文体ですぐ読める。主人公のような中学生は今の時代実在してもおかしくない。今というのは2004年を含めて、そう遠くない将来である。ITそのもの、それに対する我々の状況、考えの変化はめまぐるしいものがある。半年、一年で地球を一周するくらいだ。この本が書かれた2000年と今とでは天と地との開きがある。その時に今の時代のありそうなことを描いていたのだ。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-7 17:11:48 (519 ヒット)

眉村卓 著 ★ 運命新人物往来社
歴史SF。845Pは分厚い本である。
タイムマシンものにしては、ややSF度が足りない。というかソフトSFという感じ。それでも、これを読めばカルタゴとハンニバルのことは勉強になる。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-7 17:11:11 (527 ヒット)

船戸与一 著 ★ 新潮社

横浜、光州、台中が舞台の野球小説。野球賭博がらみの殺人事件から始まる。プロ野球の裏側を韓国、台湾のもつ歴史的背景を交えながら描いている。選手たちの生き様の話だけでも十分楽しめる。殺人事件を絡ませないやり方もあったのではないかと思う。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-4-29 6:58:40 (548 ヒット)

帚木 蓬生 著 ★ 集英社

最先端生殖医学ミステリー。出だしでこれは悪魔の本かと期待を抱かせたが、いつのまにやらそうではなくなっていた。入院しているときなどの暇な時間に読むにはちょうどよい。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-4-29 6:57:50 (566 ヒット)

平谷美樹 著 ★★ 角川春樹事務所

超能力者達が自らの安息の地を求めて旅立つ話。昔エスパー、今サイキック。ネットがうまく利用されているのも現代風。ただ登場人物が多すぎるのが気になる。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-4-29 6:57:11 (497 ヒット)

高村薫 著 ★★★ 新潮ミステリー倶楽部

さすがというか、読みごたえがある。
「リヴィエラ」の正体を巡って繰り広げられる深く重い流れ。IRAに係わる主人公にのめり込んでしまった。日本人なのにどうしてこんなに国際的な顛末をリアルに語れるのだろうか。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-4-26 18:39:27 (377 ヒット)

どうせこの手の本は通り一遍の上辺だけのことを書いているんだろうと思っていたが、読み始めてすぐその考えは改めさせられることになった。本書は作者の『アウトロー烈伝』シリーズの中の一冊なのだが、売薬(この呼び方を嫌う業者さんもあるようだが、筆者は敬愛をこめてそう称している)をそのアウトローとして捉えている。いわく「自由は固定されない、移動こそが原理だ」「エンターテイメント即アウトローイズムなのだ」そういう意味では、我々売薬はまさしく自由と旅を享受して商売をしているといえる。「旅行というのと旅というのとは、まったく違うことと考えていただきたい。土地の人と話し合いをし、土地の人と遊び、あるいは助け合ってくるような感じをつくって行くのが、旅なんですね」これこそ我々売薬が歩んできた道だし、これからも永遠と続いていく道筋であろう。圧巻は巻末に記された膨大な参考文献の数々。この本はそこから絞り出されたエキスのようなもの。読み物としても芯が通っているし、資料として読んでもわかり易い。至玉の一冊といっても過言ではないだろう。


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