投稿者: hangontan 投稿日時: 2013-8-19 16:54:44 (599 ヒット)

薬屋さんが帰郷するこの時期に富山県在住の薬屋さんが集う大会が催される。
参加者は年々減る傾向にあるし、ここ数年は高齢化も極端に進んできた。だが、そこには富山の薬の伝統を受け継ぐ目に見えない固い絆が存在する。薬屋さん達が集えば、お互いの全てが言葉に出さずとも伝わってくる。薬屋さんの結びつきは他の業にはない特別な世界が存在する。










投稿者: hangontan 投稿日時: 2013-8-18 19:23:58 (707 ヒット)

毎年恒例の中学生の家庭薬配置薬実習。当地区の中学、水橋中学と三成中学の生徒を招いて行われた。伝統というものは一朝一夕で築けるものではなく、地味な活動の積み重ねに依るところが大きいと思う。これまで何百人もの生徒がこの実習に参加してきた。その中から富山の薬の担い手も少なからず輩出している。今日参加した生徒たちの中から、伝統を受け継ぐ者が出てくるかどうかわからないが、それをやることは富山の薬の明日を見据えると、とても大事なことだと思えてくる。










投稿者: hangontan 投稿日時: 2013-1-8 18:16:31 (395 ヒット)









富山の薬屋さんはその住んでいる地域ごとにいろいろな集まりがある。
「水橋薬業振興会」もその一つ。

今年一年の商売繁盛、皆の息災と健康を祈念して初薬師祭が催された。
例年だと、神社で厳かに取り仕切られるのだが、今年は都合により、地区の公民館での開催となった。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2012-8-20 7:01:26 (523 ヒット)





夏休み中恒例、地元中学生(水橋中学と三成中学)を招いて行われる配置薬実習。
今年も希望した二十数名の中学生が集まった。時代を反映してか?男子生徒はほんの4名で、あとは皆女子。ロンドンオリンピックと同じで勢いは女子にある。

配置薬実習の歴史は古い。いつに始まったのかは定かでないが、昔は汽車に乗って売薬さんと一緒に旅に出て、柳こうりをかついで廻った時期もあったとか。地元水橋町のお得意さんを廻る現在の形になってからもかなり久しい。

我水橋町は配置薬業で栄えた町といっても過言ではない。米作りや漁業ももちろん基盤産業の一つであったが、大きな柱であったのはなんといっても配置薬業であった。

配置薬業の裾野は広い。製薬、パッケージ、印刷、輸送と(もちろん旅に出る薬屋さんも)それぞれに多くの人々が携わっていた。実際私の母も小さな薬工場で働き、父が旅に出ていた。自宅で、父が薬とともに持っていく紙風船を、私と母の二人で折っていたこともある。富山の印刷やパッケージング技術の高さはたぶんにこの製薬産業の賜物と言える。他にも銀行や電力会社等、配置薬業が経済基盤の充実に貢献してきたことは周知の事実である。

毎年行われるこの配置薬実習は水橋の伝統を中学生に体験してもらい、ひいては後継者育成の一助になればとの願いもある。

そんな伝統の重みを知ってか知らずか、生徒たちの屈託のない笑顔が私たちの心を洗ってくれる。訪問した先のお得意さん達の生徒たちを見守るまなざしの暖かいこと。確かに、未来はこの子らにかかっている。

水橋町配置薬業のアツい夏が終わった。
私もそろそろ旅に出ねば。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2012-8-10 6:44:02 (470 ヒット)







「富山くすりフェア」が昨日、一昨日と、富山駅前シックビル前広場で行われた。

昨年まで、八尾の風の盆に合わせて9月上旬に行われていたのだが、今年は全国高校総文祭が富山で開催されこともあって、今回の日どりとなった。

天気は上々。夏の日差しは厳しいが、乾いたさわやかな風が富山の街中を吹き渡る。
予想通り、高文祭のために来県した全国各地からの訪問者でフェア会場は賑わっていた。

一番人気は暑さ対策と水分補給のために用意したドリンクサービス。氷水で冷やした、栄養ドリンクが次々と出ていく。栄養ドリンクも今では幅広いラインナップが用意されている。ウコン、ブルーベリー、BCAA、ビタミン、コラーゲン入りなど、用途に応じて特化してきている。特にご婦人方にはコラーゲン入りドリンクが好評だった。どなたも、飲むそばから笑みがこぼれ出る。

二日間のくすりフェアが無事終了したが、これから8月中旬まで、富山の薬屋さんの行事がめじろ押しで、休みといってもこの期間はなかなかせわしない時期でもある。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2012-1-13 18:23:04 (401 ヒット)





本年、当協同組合は発足以来60周年の節目を迎える。

江戸時代より、富山の薬屋さんは仲間組を中心としてお互いの結束を高めてきた。三百年以上の歴史を誇るが、その間、決して順風満帆の時代ばかりではなかった。山あり谷あり、多くの試練を乗り越えて今日に至っている。仲間組はその折々に置いて重要な役を担ってきた。

現在もその精神は受け継がれ、我が水橋家庭薬協同組合もその一翼を担ってきた。

60周年の節目を迎え、さらなる飛躍を目して、熱気あふれた初役員会だった。







投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-8-20 6:14:14 (604 ヒット)





今年も富山市水橋地区の中学生が配置薬の実習を行った。参加した生徒は水橋中学、三成中学から合わせて17名。お盆の時期に合わせて帰省している薬屋さんが先生役。生徒たちを伴って水橋町のお得意さんを訪問する。お得意さんも心得ていて、生徒達が来るのを楽しみに待っていてくれる。夏から秋に変わりゆく今の時期、「薬の町水橋」の風物詩となっている。この伝統行事が終わる頃、薬屋さん達は再び旅に出る。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-8-12 17:57:28 (499 ヒット)





毎年恒例の「富山のくすりPR作戦 in 立山駅」。富山県配置薬業青年連合会が行った。立山黒部アルペンルートの玄関口立山駅に降り立つ登山者や観光客に富山のくすりのPRを行う。今年は東日本の大震災の影響で春先の利用者は激減したそうだ。特に外国からのお客さんや団体さんの出足が振るわわなかったとのこと。それでも、夏になって、客足もだいぶ戻ってきいるらしい。梅雨明け後からは好天が味方し、また8月に入ってからは山の季節とばかりによい天気が続いている。「とてもよかった」と、山の思い出とともに富山のくすりとの出会いもお土産に持って帰っていただいた。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-27 18:24:41 (3131 ヒット)



食欲がわかない人、食べたくても食べられない人に
富山オリジナルブランド胃腸薬「エッセン」

【胃腸機能を改善する6つの和漢生薬】
「エッセン」は、胃の働きを良くするニンジン、サンショウ(辛味性生薬)、ショウキョウ(辛味性生薬)、さらに腸の働きを整えるウバイ、サンザシ、胃腸に関係の深いカンゾウを配合した健胃・整腸薬です。食欲がわかない、食がすすまない、胃腸が弱くて食べたくても食べられない人におすすめする和漢生薬製剤です。

【のみやすいチュアブル錠】
「エッセン」はのみやすさや使いやすさにこだわり、かみ砕いたり口中で溶かして服用するチュアブル錠にしました。錠剤やカプセル剤、粉薬などに比べて服用しやすく、水なしで服用できます。飲み込む力が弱くなった人にも安心して服用いただけます。

【産・官・学の連携による富山オリジナルブランド医薬品】
「エッセン」は、薬都・富山の産官学(富山大学、富山県、富山県内製薬企業)が連携し、英知を結集して共同開発された医薬品です。和漢の知恵と経験を生かし、長年培った製剤技術に基づいてつくられた今までにない新しいタイプの胃腸薬です。

●配合生薬のサンザシ(山査子)は中国で、ウバイ(烏梅)は日本で、それぞれ古くから食用として用いられ、消化機能の改善を促すことなどが知られており、日中の伝統的医薬の知恵を生かした処方構成となっています。特にサンザシの甘酸っぱさがだ液の分泌を促し腸管活動を活発にして食欲増進が期待できます。

●効能・効果
食欲不振(食欲減退)、胃部・腹部膨満感、消化不良、胃弱、食べ過ぎ(過食)、飲み過ぎ(過飲)、胸やけ、もたれ(胃もたれ)、胸つかえ、はきけ(むかつき、胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気、悪心)、嘔吐、整腸(便通を整える)、軟便、便秘

●用法・用量
成人(15歳以上)  1回3錠
1日3回、食間にかみ砕くか又は口中で溶かして服用して下さい。

(記事引用元 社団法人 富山県薬業連合会


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-12 19:29:38 (561 ヒット)



富山県薬業連合会では「富山のくすり」のブランド力をさらに高め、全国の方々により親しんでいただくため、「イメージアップ・キャラクター」を一般公募で作成しました。

応募は、配置販売業に携わる青年層で構成する配置薬業青年連合会が中心となり、富山県内在住の高校生以上の方を対象として、平成22年10月10日から3ヵ月間にわたって実施。計84点の力作が寄せられ、その中から選ばれたのが、この「くすりん」です。

「くすりん」は、急な発熱や痛み、かぜなど体調の変化を感じた時、必要なくすりをいつも身近に備えていてくれる「預け箱」がモチーフ。柳行李を背負った、ハンチング帽姿の昭和レトロを感じさせる「くすり屋さん」が届けてくれた、木製の預け箱をイメージさせてくれます。その中には、ユニークなデザインの袋物のくすりや、生薬の香りたっぷりの伝統薬、そして昔懐かしい「紙風船」がいっぱい詰まっていて、人々に安心と親しみをもたらしています。

「くすりん」は、「富山のくすり」の各種イベントでお目見えするほか、キャラクターグッズとして皆様のお手元に置いていただき、さらに安心と親しみを感じていただきたいと思います。(引用元 社団法人 富山県薬業連合会 )


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-8-20 6:14:17 (533 ヒット)

富山市水橋地区恒例の中学生売薬実習。水橋中学、三成中学の両校から参加した生徒は男女合わせて21名。今年も売薬さんの体験学習を行った。学校の授業で少しは売薬のをことを聞きかじっていても、現場のことは想像の域を出ない。それを生で体験し、自分のものとする貴重な機会。どんなことでも机上と実践、両方やって本当に身に着くものだと思う。本来、文武両道という言葉はいう時に使われるべき言葉である。(勉強もできてスポーツにも秀でている、という使い方は好きではない)最初は、生徒たちは想像の上での売薬と実務との差に戸惑いながらも、幾度か自分でチャレンジして、間違いながら、汗をかきながら、やがて自分の中で消化して、自分の中での売薬という仕事を作り上げていった。
多くの報道の方が見えていた。そのうちの新聞一社には二人のインターンシップが付いてきており、彼女らも真剣に取材見習い業務をやっていた。新聞社も粋なことをやるなと感じたしだい。












投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-8-12 19:11:59 (549 ヒット)

毎年恒例となった富山地方鉄道立山駅で行われる富山のくすりPR作戦。今年も好評のうちに終了した。おりしも、台風4号が日本海を進み、富山県地方は朝から大荒れ。山の状況はいうまでもない。その影響があってかケーブルカーで立山駅に降り立つ人は例年よりも少ない。いろいろな思い出を胸にしまってお客さん達が降りてくる。日本中のあちこちから多くの人々が訪れるこの駅は富山のくすりのPRにもってこいの場所といえる。






投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-6-11 20:33:34 (740 ヒット)

富山配置薬の国際展開と今後のためのシンポジウム

モンゴル医師研修団及びタイ保健省行政官が、富山県を中心に配置薬システムの研修を行うことに合わせ富山市で開催された。WHOからは伝統医療責任者も参加。富山配置薬システムが、モンゴルおよびアセアン諸国で活用され始め、これらの各国の現状と今後の発展に関して、広く関係者に理解して頂き今後の活用を討議するためである。

モンゴル、タイ、ミャンマーにおける配置薬プログラムについての報告が、各国代表よりなされた。2004年モンゴルで試験的に実施された配置薬事業は、世界銀行からのローンを受けることを視野に入れ、今や国家的プロジェクトになりつつある。それは国民からの支持を集めていることの証左だ。実際、成果も上がっている。昨年度のデータでは、医師の往診の回数が事業を始める前とでは2割減ったということである。公衆衛生の向上とプライマリケアの充実による、より重篤な疾病の予防を目的としている。そのために選ばれたのが近代的な西洋医学ではなく、モンゴル固有の伝統的な医療の普及であった。その三つの柱として、.皀鵐乾觜颪寮祥琉緡鼎紡个垢訛綢悄κ箚旭緡鼎箸靴討離皀鵐乾訶租医療の社会的普及⊇縞な医療サービスを受けられない地方住民や高価な西洋医療に手が届かない貧困層への廉価で効果的な医療サービス体制の確立モンゴル政府が本事業をモデルとして全国に普及できるような「社会装置」としてのモデル事業づくり、が掲げられた。

以上のことからわかるように、配置薬の目的は明らかに地域医療の一画を担わせることである。そこには公的な配置薬の役割がある。タイ、ミャンマーのプロジェクトも同様である。一方、富山で始まり、330年以上の歴史がある我が国の配置薬は、地域医療に関与してきたことは事実であるが、モンゴル、タイ、ミャンマーと大きく異なるのは、公的というよりは民間ベースで発展してきたということである。江戸時代の富山藩の財政にも大きく貢献している。明和年間、富山藩の財政規模が10〜13万石の頃、売薬仲間が藩に3000両もの上納金を納めていたことが記録に残っている。その後も富山の薬は様々な産業にすそ野を広げ発展してきた。『先用後利』は文字通り、後から利益を得るということであった。しかし、モンゴル他で進行中のプロジェクトは『先用後利』というよりも『先用後払』という意味合いが強い。立場による受け取り方の違いなのであるが、公的ということになれば、後者の配置薬システムということになろう。赤字にならなければそれでよく、利益はあまり追求しないで、あくまでも市民のプライマリヘルスケアに重点が置かれる。

WHOからは伝統医療を媒体としたアセアン諸国のプライマリヘルスケアの今後の見通しについての報告があった。もちろん、主となるのは配置薬事業である。議会の最後に、モンゴルで強力に配置薬事業を進めてきた日本財団からコメントがあった。「日本では300年以上もの歴史と伝統がある配置薬システムは衰退しつつある。また、配置薬が公衆衛生に寄与してきたことの証左となるデータが一つもない。今までに研究されてきたことがなかった。残念なことである」と。その意見の通りだと思う。今後速やかに学術的調査を行い、研究成果を世に出すべきであろう。そして、地域医療の担い手として、またプライマリヘルスケアにおける配置薬の立ち位置を再認識することが、今後の富山売薬の発展の鍵を握っていると言える。




投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-4-26 18:47:47 (563 ヒット)








今般の薬事法改正は、といってももうすぐ一年になるが、我々にとって吉と出るか凶と出るのかまだよくわからない。江戸時代に始まった富山売薬はこれまでに幾多の試練を乗り越えてきた。今回の法改正はその中でも最も高いハードルの一つといえる。法改正の青写真が示されたとき、配置薬業界は大きく揺れた。それまで一枚岩だった業界が二つに割れ、その傷跡は今も癒えない。
登録販売者資格試験のために必死こいて勉強し、なんとか合格を果たした。その後、登録販売者のための登録申請をし、新規に営業許可を取り直し、登録販売者の身分証をいただいた。これでやっと新法における配置薬業のためのスタートラインに立つことができた。ところが相次いで特商法も改正され、我々もその対応にせまられることになった。曰く、訪問販売における配置薬品の立場を消費者に伝えなくてはならないという。そのために用意されたのが『配置販売についての確認書』つまり、使用した配置薬品はクーリングオフの適用外であることをお得意さんに確認してもらう、ということ。それをすべてのお得意さんに説明しなければならない。『大衆薬のための販売方法について』も理解してもらう必要があり、仕事の場面では負担がふえることとなった。改正薬事法ではほかにも、なんやかんや法的に準備しなければならない書類やら、研修についての規則も定められており、まっことにやっかいなご時世となった。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-4-26 18:42:33 (766 ヒット)








改正薬事法が昨年六月から施行された。我々配置薬業界への影響も少なからずある。基本的に登録販売者なる資格がないと配置薬業が続けられない。付則というか経過措置においては資格がなくても売薬さんは従来通りの営業は可能である。小生も登録販売者として本年から身分証をいただいて、商売をさせていただくことになった。登録販売とそうでないものの大きな違いは何か、それは取扱商品の違いである。一般用医薬品のリスク区分において、登録販売者は2類という区分の薬を取り扱うことができるが、登録販売者でない売薬さんはこれが販売できない(従来の配置薬専門の薬のみ販売可能)。ところが、法改正されてまだ時間が浅く、配置薬メーカーはこの2類医薬品への対応があまり進んでいない。最近になってやっといくつかのメーカーからそれが出回り始めた。『ラモンIBエリア』はイブプロフェンを成分に含んでいる。このイブプロフェンはこれまでの配置薬にはなかったが、一般用薬としては名前もよく知られた成分であり、解熱、鎮痛剤としての効果は申し分ない。従来の配置薬では効き目が感じられなかったお得意さんには役に立つお薬となるかもしれない。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-4-26 18:33:38 (990 ヒット)

6月1日からの改正薬事法施行により、インターネットによる医薬品販売は原則規制された。ネット業者はなんらかの手を模索しつつある。たとえば、コンビニチェーンと提携して、ネット顧客に対して、推奨する最寄りのコンビニから供給する、ということも考えられる。もちろん、その際コンビニは登録販売者を持つ店舗販売の許可を得ている。
一方対面販売といえば我々配置薬の得意とするところ。ネットで薬を求める消費者に、配置販売による販売促進をできないものか。家庭まで薬を送料無料で届けてくれて、登録販売者が丁寧に説明してくれ、しかも、代金は使った後。となれば配置薬も購入の選択肢になるのではないだろうか。
そんな考えで、ネットと配置薬の融合によるビジネスモデルの可能性について勉強会を開いた。
丸亀氏からは、タスクを進めていく上での物の考え方、段取りなどについてアドバイスしていただいた。

勉強会参加者:丸亀徹  中小企業診断士 有限会社クリエーション
                 河合忠  主席経営指導員 富山北商工会水橋
                 井上一博 社長 株式会社とやまのくすりやさん
                 大島陽一 配置販売業者


まず、二通りの考え方
1. 販路開拓のためのツールシステムと位置づけるか
2. 直接物を動かし、そこから利益を得るのか

ここでは、1.販路開拓のためのツールシステムと位置づける、に沿って考える

考え方
物流と商流を考える。
役割と責任、メリットとデメリット
ビジネスモデルのアウトライン(これが一番重要、最先課題)
とタイムスケジュールの作成
収支計画(イニシャルと運用費)
協同組合あるいは薬連、部会連などと歩調を合わせるか、個人的にすすめるか
個人でやる場合には代表者を決める必要がある
開始後、同業者とのいさかいをさけるため、地区全員の業者に参加募集案内を出した方がよい

アウトラインが決まったら、
具体的な計画書とHP作りを同時進行させる

HPを周知させる方法として
プレスリリースを利用する(第三者評価を得ながらただの宣伝)。
売薬さんの手によるチラシなどを利用した草の根運動
地元商工会の折込広告など

以下、個人的感想
メリット
・ 薬を希望する人に預け箱を届けるのだから、こちらから、新懸けのようにアプローチをしなくてもよい
・ ネットを通して薬を希望する人を取り込むことができる
・ 若手層への配置薬の浸透が図れる

問題点とデメリットあるいはリスクとトラブル
・ 富山の売薬さんの何人がこれに参加できるか。また薬連、部会連のバックアップは期待できるか
・ 既に売薬さんが訪問している家庭から注文が来た場合どうするか
たとえば、両親が配置箱を利用していて、その息子さんがネットでアプローチしてきた
・ ネットで問合せがあったとき、複数の売薬さんがその地域にいる場合、どの売薬さんをセッティングするか
・ 訪問先の注文者が犯罪に関わる人物だった場合
・ 配置員なりすましの害はないか
・ 一回こっきりの販売とならないか
・ 注文者が配置でなく、現金販売を望んだときどうするか
ネットでは配置販売を前提として注文するが、実際に訪問してみたら、現金販売を望まれたら?
・ 消費者希望の薬がすぐ指定の売薬さんの手元にあるか、またその売薬さんはすぐに訪問できる状態なのか・・・薬と人の管理をどうするか
ジャストインタイムに訪問できるか

その他
ネットのサイトへの集客の手立ては?

以上から考えると、
ネット上の商品から配置箱への誘導は魅力的だが、デメリットを解決できる手立てはあるのだろうか。商品をいくつか限定しての誘導であれば、デメリットも少なくなるような気もする。他にも予期せぬ出来事が起こった場合迅速に対処できるか。販社が一社でやる場合には、楽天などと組んでの可能性も考えられる。また、失敗してもその会社だけの責任。共同体に向くシステムなのか。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-4-26 18:28:06 (761 ヒット)

今何をすべきか
「先用後利の行く先は」と題して問題点の洗い出しを行ったのが数年前。そのときの課題は山積みのまま。この数年間で状況はますます厳しくなってきた。先輩方から受け継いだ帳面は細っていくばかり。旧帳面、旧懸場は瓦解の危機に瀕している。他でも似たような話はよく聞く。マイナス面ばかりが大きくのしかかり、これといった妙案が見出せないでいる。業界全体の士気は上がらない。以前のような繁栄はもう望めないだろうが、このままでは出向型売薬は限界産業となってしまう。何をどうすればいいのだろうか。これまでにもあちこちで言ってきたことを、ここにまとめてみた。

一番大事なのは生き残るための戦略と具体的な戦術をたて、それに沿って実行していくこと。過去幾度となく施されてきた手当ては場当たり的の感がぬぐえなくもない。それはそれでその時々で有効な手段であったかもしれないが、どこに行き着くかという明確な指針がなかったような気がする。崖崩れ的な危機状態にある今こそ、将来展望を見据えた業界全体での取り組みが必要。新制度後は配置VS店舗、現地業者VS富山の業者の構図が加速される。地域密着型がより重視されるだろう。出向型の我々としてはとても厳しい状況下に置かれる。

一方、海外では「置き薬」が脚光を浴びている。モンゴルでの導入が口火を切った。当初、モンゴルの「置き薬」プロジェクトは短期で終える予定であった。しかし、ふたを開けてみると、その有用性、有効性が数字として現れるに至って、支持援助母体である日本財団は支援の延長を決めた。なによりモンゴル遊牧民の絶大なる支持を得たことが数字以上のものを物語っている。住民の健康を守り、医師側の負担軽減、国の医療費削減にもつながる富山の配置薬システムの有効性がモンゴルで証明された。ここに我々が学ぶべき点、現状を打破するヒントが隠されていないだろうか。「置き薬」は昨年のWHOでの報告以降、発展途上国からの引合いが絶えないという。その手始めとして、本年からはタイでも「置き薬」プロジェクトが開始される。300年以上も続いてきた「富山のくすり」は時代の要請に応えて、思わぬ方向に動き出そうとしている。「モッタイナイ」がアフリカから全世界に広っていったように「オキグスリ」が世界中で注目される日も近い。

1.富山の薬屋生き残り戦術
問題が多すぎてどこから手を付けていいのかわからない。そこで、最優先課題を3つに絞る。それらの解決策を練ることで、停滞からの突破口を見出す。プランの骨子は個人でやるべきことと、全体で行うべきこと。その両輪をうまくミックスさせ、相乗効果で荒波を乗り切っていく。

1.解決すべき課題と大まかな指針
解決しなければならない問題はいくつもあるが、集約すると以下の3点に絞られる。
「売上高の減少」
「懸場の衰退」
「配置従事者の減少」
これらは昔から指摘されていて今に始まったことではない。しかし、この十年来これらの問題点は急速に悪化し、個人業者の死活問題となり、また富山のくすり全体を脅かす根源となりつつある。今早急に手を打たなければ、300年以上続いた伝統も行く先が危うい。

2.振興プラン作成
では、どう克服していくのか。個人でできること、やるべきことを足元から固めていくことは言うまでもない。加えて、全体でカバーし、推し進めていくことを練り上げていかなければならない。言い換えるならば、明確な指針を示し、それに沿った具体的な戦略、戦術をたて、実行していく必要がある。これまで、多くの会議、フォーラム等でそのヒントは出され、単発的な手立ては講じられてはいる。しかし、なかなか結果として現れてきていない。中・長期にわたり体系化された戦略作りが今必要である。

3.振興プランの柱と補足する概念
「富山のくすり」を商店街にたとえるならば、現状は商店街に人が来なくなってきて、個々のお店の売り上げは減るばかり。商店の後継者もなく、シャッターが降りている店もある。といったところではないだろうか。「あの街ね、昔はずいぶん賑わっていたんだけれど」「しばらく行ったことがないなー」こういう商店街に再び人を引きつけ、もう一度活気を取り戻すためには商店街をあげての取り組みが必要である。富山のくすりにも同様のことが言える。もう一度富山のくすりを使用してもらうため、失われつつある富山のくすりへの信頼と信用を取り戻す戦略が必要。看板を塗り直しただけでは人はやってこない。中身も一緒に変わらなくてはいけない。そのための重要なポイントは富山のくすりとしてのイメージと現実の差を埋めること。そのための手段を考える。また、それらを後押しするため、消費者にセルフメディケーションの認識を強く促し、セルフメディケーションと富山のくすりの方向性の一致もまた認識してもらう施策を打つ。こちら側からの一方的な押し付けにならないようにするため、消費者側からの視点も常に配慮することも忘れてはならない。

4.取り掛かりとなるキーワード
 崘箴綛發慮詐」=「販売不振払拭」のための手立て
富山のくすりの新ブランド化とそれに伴う本体(実態)の構築
消費者の年齢層に分けたアプローチ手法の再考をメインとした戦術をとる

高齢者とその予備軍に対して
「配置薬=症状薬」の固定したイメージの打破
品揃えの拡大よりも時代に対応した新しい核となる配置新薬の投入 → パナワン

若い世代と新規顧客に対して
配置薬の認識の強化
赤玉・熊・胃薬・鎮痛剤などリピート薬を使用してもらうための手法、しかけ
家族における次世代獲得につながる対策
イメージの植え付け ラジオ → テレビ宣伝、くすりフェアなど

懸場の保全とマーケットの拡張
振興センターは有効に活用されているか?
活性化のネックとなっているのは何か?
マーケットの拡張をどのようにして図っていくか。既存の懸場の継承だけでは近い将来衰退してしまう。継続的な懸場拡張の必要性がある
若手個人業者の新懸けをどう支援するか

ITの有効活用
ITの有効活用について真剣に論ぜられたことがあるか?
ITをどう役立てるか。会員同士の意思疎通、情報交換だけでなく対顧客に利用できないか?顧客の囲い込みと潜在顧客へのアプローチを兼ねたホームページは必須と思われる。ホームページの可能性についてもっと研究されるべき

2.登録販売者制度後にくる姿 地域密着型と出向型との競争
登録販売者制度が施行されるに至って、富山の薬屋に突きつけられた新たなる課題。これも重要なポイントだ。だが妙案が見当たらない。

1.加速される動き
・地域密着型サービスがより重要となる
・店舗間競争(大型同士、大型と小型)+ 配置業との競争が進む
御用聞き型商売、電話一本ですぐ配達など
  きめ細やかなサービスで顧客に対応
・大型家電店やホームセンターなどにも薬が置かれるようになり、消費者の利便性が大きく向上。医薬品市場はネット販売も絡めて一時スクランブルエッグ状態となる。いずれその状態は落ち着いて行くのだろうが、その混沌に配置は耐えられるのだろうか。とりわけ個人業者、出向型にとってはイバラの道となる。

2.配置業者はどうなる
・残された配置の少ないパイをめぐって、現地業者と出向型業者との競争が加速され、これまで以上に激しくなる
・現地配置業者は地域密着型の流れに対応可能。対店舗用にとっているサービスが出向型業者への優位性につながる。そこで生まれた新しい輪、新常識から出向業者は外に置かれる。
・出向型業者のパイは益々小さくなる。
3.出向型「富山の薬屋」はどうすべき
・地域密着性を求めようとしても無理
・現地業者、店舗との違いを見出さなければならない
・独自色を強めなければならない(これまで以上に)
・付加価値を強める方向で差別化しなければならない。ただ単に「富山の薬」というキャッチフレーズだけではいけない。「富山のくすり」の商標が認定され、ロゴも一新された。ではその実態はどうなのか。中身が変わらなければどうしようもない。

3.モンゴルに学ぶ 古くて新しい配置薬の姿 置き薬が国民のQOLを高める
プロジェクト発足から5年経過したモンゴルでの置き薬事業は大成功を収めている。その成功の実態を精査することで我国での置き薬低迷の流れを変えられるかもしれない。
置き薬が遊牧民のQOLを高めているという事実。そこに打開策の鍵があると思われる。
我国で300年以上も続いてきた置き薬が、国民の保健衛生に寄与してきたことは紛れも無い事実である。同時にQOLもそれとはあまり意識せられることなく高めるのに役立ってきたのではないだろうか。そこら辺を今一度検証して、それがデータ的に裏打ちされたなら、国民の置き薬への価値観にも変化が生まれるのではないだろうか。すなわち、「富山のくすり」というイメージだけが残り、実態はあまり関心が無いという現状が変わっていくかもしれない。 「富山のくすり」が国民のQOLを高めてくれるのならば、潜在的顧客や若者達の間の中にも積極的に配置システムを生活の一部に取り込んで行こうという気運が高まっていくのではないだろうか。
モンゴルでの配置薬プロジェクトについてまとめてみた。
(引用元:NGOワンセンブルウ・モンゴリアHP、日本財団HP)

1.なぜ今モンゴルで置き薬なのか
モンゴルでは古い歴史を持つ伝統医療が1930年代以降の社会主義時代は禁止された。体制が変わった1990年代になり復活したが、予算不足のため地方、特に遊牧民にまで普及することはなかった。伝統医療を活用した医療サービスの向上 の一環として富山方式の置き薬が取り入れられた。
2.その目的は
.皀鵐乾觜颪寮祥琉緡鼎紡个垢訛綢悄κ箚旭緡鼎箸靴討離皀鵐乾訶租医療の社会的普及
⊇縞な医療サービスを受けられない地方住民や高価な西洋医療に手が届かない貧困層への廉価で効果的な医療サービス体制の確立
3. 期待された効果
通常の地方病院では伝統医療による治療を受けられない住民たちのニーズに応える。
モンゴル伝統医薬品を使用した置き薬配置活動により、西洋医薬品に対し安価で持続可能な医療サービスシステムを構築する。
健康維持のために常備薬を事前に購入しなければならないという住民の経済的負担が軽減される。
代金回収及び医薬品補充のために医師が各世帯を訪問した際には置き薬医薬品に関する相談や健康相談も受けることができる

4.モンゴルでの置き薬 その実情
モンゴル伝統医療普及プロジェクト
医療サービスに充分なアクセスのできない地方住民を対象に、同国政府保健省で認定されている伝統医療を活用した医療サービスの向上のための活動
 事業内容
   (1) 伝統医療に関する医師研修
   (2) 伝統医療医師による地方巡回診療
   (3) 伝統医薬品の置き薬配置活動
 事業目的
   (1)モンゴル国の西洋医療に対する代替・補完医療としてのモンゴル伝統医療の社会的普及
   (2)充分な医療サービスを受けられない地方住民や高価な西洋医療に手が届かない貧困層への廉価で効果的な医療サービス体制の確立
   (3)モンゴル政府が本事業をモデルとして全国に普及できるような「社会装置」としてのモデル事業づくり

実施機関 ワンセンブルウ・モンゴリア(モンゴル政府登録 NGO )

支援母体
日本財団が資金の100%を拠出
2004年度 \49,850,000
2005年度 \49,660,000
2006年度 \79,300,000

実施内容
配置薬の内容
胃腸薬や解熱剤など12種類のモンゴル伝統医薬品と体温計・包帯・脱脂綿等で計8米ドル程度の販売価格の置き薬キット を配置。含まれている医薬品はその効能と処方についてすべてモンゴル国保健省から正式に認可を受けているもので、特に地方住民に必要な医薬品を選定。

配置件数
2004年度にモンゴル全国21県のうちの3県4郡の地方住民2千世帯(約1万人)に各世帯1キットずつの置き薬を配置した。そして2005年度に合計5県15郡約1万世帯(約5万人)まで拡大。

実施方法
春秋1回ずつ地方医師による代金回収及び医薬品補充

訪問率       84.2%     9,611世帯のうち8,091世帯 (2006年4月・5月)
世帯別使用率    80.0%     6,471世帯
世帯別代金回収率  82.6%     5,342世帯
金額別代金回収率  81.2%     総使用額に対して81.2%の金額

置き薬の医薬品の使いやすさ、薬効について
2004年度に配置した2000世帯を対象に実施した2005年度の調査で、有効回答1,515世帯のうち1,121世帯(74.0%)が置き薬は使いやすいと回答し、1,113世帯(73.5%)で効き目があると回答があり、住民から高い評価を受けている
配置のあった郡病院での住民への往診回数減少
   事業実施前  2003年度  往診件数合計 2,261件
   実施後    2005年度          1,723件(23.8%減)

往診件数の減少は医師業務に対する過重な負担軽減や諸経費の節減にも繋がることとなり、本プロジェクトを実施したことにより地方での医療サービス環境に顕著な変化をもたらす結果となっている 。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-11-18 18:07:35 (709 ヒット)








2008年からタイでも試験的に配置薬事業が始まった。タイの国立病院では無料で医療サービスを提供しており、国民の多くが風邪や下痢など 軽い症状でも安易に国立の病院や診療所にかかることから、医療費の膨張が課題となっている。タイ政府はその打開策として伝統医療の有効利用も視野に入れた「プライマリー・ヘルスケア」(基本的な医療) の充実を図ることとなった。その一役を担うべく富山の置き薬方式が採用された。伝統医療普及のための置き薬事業はモンゴルでも大成功を収めている。タイでは2つの国立大学が事業の有効性を分析。利用頻度や 医薬品の医学的な効果、代金の回収率、医療費の削減にどの程度役立ったかなどを検証することになっている。
事業発足から1年が経過し、タイ保険省職員と実際に配置薬現場に携わるスタッフが本場の配置薬システムの研修のため富山を訪れた。そこでこれまでの経過報告があった。タイでは「ヘルスボランテア」という制度が存在して、そこのスタッフが住民の「プライマリー・ヘルスケア」にあたっているとのこと。今回配置薬の実施部隊となるのはその「ヘルスボランテア」。公民館みたいな場所で配置薬を処方し、代金を回収するとのこと。
タイの薬箱をみせてもらった。日本で今主流になりつつあるチンケなプラスティックの容器と違って、かなりインテリア性のあるものだった。イグサに似たものを編んだものだろうか、丈夫に出来ている。薬の取り出しは抽斗ではなく、上部の蓋を開けて行う。これも斬新なものを感じた。所変れば品変るか。薬のパッケージも目を引くものがある。東南アジアテイストというか南国風というか、トロピカル色が際立っている。パッケージの中はおなじみのカプセル剤。伝統薬が詰め込まれているらしい。タイではマッサージも医療として使われているため、そのためのオイル瓶も入っている。メンターム容器のような小瓶に入ったものを開けてみると、カレーのスパイスのような匂いがした。タイ語で表示されているので成分は分らないが、胃腸薬の一種なのだろうか。パッケージには有効期限も表示されている。2553年とある。これは???。聞くと、釈迦暦とのことであった。納得。タイでは、公文書では釈迦暦の使用が定められていることを後で知った。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-8-21 11:43:09 (624 ヒット)

 富山県薬業連合会資質向上研修実施要領



投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-8-18 20:52:35 (599 ヒット)









投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-8-12 17:44:31 (573 ヒット)








去年に引き続き、立山周辺で清掃活動を行った。
ようやく長雨が上がって、やっと夏らしい天候になった。待ちに待った真夏の太陽が拝める。室堂駅バスターミナルを出ると高原を吹き抜けるそよ風が心地よい。登山者、行楽者のマナーが大変よくなって、大きなゴミはほとんどみあたらない。それでも、ゆっくりと歩いていると、小さな飴の包み紙や、タバコの吸殻などがチラホラ見受けられる。
清掃活動終了後は、毎年恒例となっている、富山地方鉄道立山駅での「富山のくすりPR作戦」を行った。立山観光を終えてケーブルから降りてくる登山者、行楽者に「富山のくすり」のPRを行うもの。富山のくすりの関連グッズと富山特産のチューリップの球根を配布する。今年も夏の一大イベントが無事終了した。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-6-6 21:02:09 (595 ヒット)

去年に引き続き、今年もモンゴルから13名の研修団が当地、富山市水橋を訪れた。NGOベースで進められているモンゴルでの配置薬事業は年々充実してきており、その存在はモンゴル国民の保険衛生と健康増進に大いに貢献しているという。今後、ますます、事業を発展させ、ゆくゆくはモンゴル保険省の事業になる可能性もあると聞いた。モンゴルでは医師、准医師、保健婦さんらが配置薬を届けている。その中から、13項目の厳しい審査を経て選抜された成績優秀な13名が来日した。
去年もそうだったが、研修団の方々の真剣なまなざしに、こちらも説明するのに力が入る。2年続きで行われた当地での研修の成果がモンゴルでどう生かされているのか、実際この目で確かめてみたいものである。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-5-12 18:48:49 (567 ヒット)

毎年恒例、富山市水橋地区内の幼稚園、保育所に医薬品の寄贈を行った。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-4-2 9:21:00 (707 ヒット)


4月1日〜2日ニッケの会のメンバー7名で長野県の旅行に行ってきました。善光寺〜軽井沢〜草津温泉で泊まり翌日は松本城〜わさび園〜真田宝物館〜富山へのスケジュールでした。雪が降り運転にはとても気を使いました。交流して皆さんと少しでも打ち解けた事が良かったです(石原、富山ニッケの会)。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-1-14 16:43:45 (630 ヒット)








この会も集まりが悪い。50名近くの会員がいるが、総会の呼びかけに対して出席したのはその三分の一にも満たない。これで総会といえるのかどうか。だが、議事は粛々と進められた。昨年度の事業決算報告、本年度事業計画、予算案が計られ、承認された。今年は役員改選の年に当たる。会長は再任され、庶務、会計が新たに任命された。また、群馬県協会への理事はこれまで5名だったが、3名とすることにし、これも新たに任命された。他の主な協議事項は以下の通り。
1・部会連合会表彰への当会からの推薦者を決定
2・一泊研修会。お客様のためになる情報を提供するために、日々の努力はかかせない。その意味からも研修会は継続すべき。詳細は役員の決定に任せる。
3・来年の総会は今年と同じ1月13日。部屋を予約した。
4・改正薬事法及び登録販売者制度に対して、群馬県協会と当会との間に意識と取り組み双方にかなりのずれがある。これを解消していかなと、仕事がやりずらい。特に資質向上努力義務として課せられるであろう30時間の研修。日本置き薬協会と路線を同じくする群馬県協会は、多くの業者が属する全配協との協調姿勢が全くみられない。全配協の研修プログラムを認めず、またこれに組せず、群馬県単独で遂行されたなら、3つも4つも営業許可がある業者は大変な負担となる。どこの県で受講してもいいから合計30時間、というふうになってくれればいいのだが。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-1-10 7:04:48 (683 ヒット)

富山在住若手配置薬業者が集う会合。年間スケジュールや毎年発行している情報紙「知恵袋」の編集会議などを行う。今年は役員改選の年でもある。次期会長については、会長及び4名の副会長とで話し合いによって決めることになっているが、それぞれ事情があり選考は難航しているようだ。
親会ともいえる部会連合会、全配協への要望も話題にのぼった。改正薬事法の施行に際し、決定事項などの情報の伝達が末端会員にまで及んでいない。あっても時期が遅すぎたりする。対策としてメール配信やネット公開などの手段を講じてもらえないだろうかとの意見もあった。その通りだと思う。このご時勢、2週間もすれば情勢が一変してしまう。なぜ速やかな対応が取れないだのだろうか。末端のものはどう動いているのかさっぱりわからない。あちこちの会合でまことしやかにささやかれるウワサが唯一の情報源とは情けない。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-1-7 13:01:08 (661 ヒット)

とても長い名前の会名。富山県在住で群馬県に出向いている人達の集まり。来る1月13日の総会に備えて、会計監査、総会の段取りなどを話し合った。この会でも高齢化は否めない。他府県への出向方の薬屋さんは減る一方で、高齢化が進むばかり。後継者対策が叫ばれてから久しいが、効果的な策は出ていない。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-1-6 7:09:28 (645 ヒット)








毎年、一月五日は富山県の配置薬業の冬季統一講習会と決まっている。昨年は登録販売者試験への備えもあってか、会場は満杯。熱気に溢れかえっていた。あれから一年、本当に早いものだ。第一回目の試験は9月に終わって、すでに結果も出ている。今回の講習会参加者の動向が気になったが、思ったより欠席者は少なかったようだ。我々には資質向上の努力義務があり、それがお客様に安心と安全を届ける礎ともなる。動乱のこの時期にこそ基礎固めが必要ではいだろうか。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-1-6 6:53:15 (577 ヒット)

恒例の青年部総会が催された。青年部といっても、本当の意味での『青年』はほとんどいない。参加者の顔ぶれがいつも同じままでここ数年が過ぎている。従って、年齢層は上がっていくばかり。だが、青年とは単に年齢だけで語られるものではないだろう。何かをやり遂げようとする熱い志。それがある限り、青年。ようは気持ちの問題だ。
富山市の三つの商工会の合併により、我薬業青年部の存続も微妙な立場にある。会員数の減少と高齢化、予算面、事業の遂行の面などから廃部との意見も聞かれた。だが、計られているのは我々の意志である。なんとか残して次世代への橋渡しとしたいとの結論に達した。しからば、来る商工会幹部との話し合いの場でその旨を伝え、話し合ってもらうこととなった。
来賓の薬業部部長が挨拶に立ち、本年6月から始まる改正薬事法施行と、それに関連し当業界の今後のビジョンなどについて話された。日本はここ数年来明らかに新しい波にのまれている。その波を乗り切っていくには、300年来の伝統に加え、現代の消費者志向にマッチするものを付加していかなければならい。


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