救急搬送されました

投稿日時 2017-6-15 11:20:42 | トピック: 心房細動な日々

ゴールデンウイーク頃からなんとなくだるく、体に切れが感じられなかった。三月末に群馬から帰ってきて、仕事に山にめいっぱい励んだその疲れが出たのかもしれないと思っていた。それが五月の中旬まで引きずり、五月二十一日の日曜の朝目が覚めた時、喉の腫れと痛みを感じた。体のサインは休めを指示していたのだろうが、日曜、月曜とお得意さんとの約束があるので、気だけは張っていた。そして、火曜の夜から熱が出始め、水曜、木曜と床に寝込むことになった。

症状は風邪のときと同様、倦怠感、頭痛、筋肉痛、めまいと吐き気。熱は37度半ばだが、その温度以上に状態が悪く感じる。普段の風邪なら、葛根湯と風邪薬を二日間飲めばある程度症状が改善し体が軽くなるのだが、今回はだらだらとだるさが続き、熱も引かなかった。金曜もだるかったが、約束があったので午前中は仕事。土曜の岩トレのことがあったので、午後から熱によるだるさと吐き気をおして、近くの医院で診てもらうことにした。

受診中心房細動が認められ、医師から既往歴を聞かれたので、これこれこうだと話したら、すぐにいつも診てもらっている循環器の医者に行くようにと指示された。頭がぼーっとする中、車でその医院まで向かった。今にして思えば、フラフラだったのによく車を運転できたものだ。

そこでもやはり心房細動が認められた。ただ、その発作がいつから起きていたのか自覚がなく、もしかしたら火曜の夜から断続的に出ていたのかもしらない。風邪の症状と吐き気とめまいにばかりに頭がいっていて、持病である心房細動のことにはまったく及びもつかなかった。もし、48時間以上も発作が続いていたならば、心臓の中の血液が淀み、血栓が出来ていても不思議はない。それが脳にまで飛ぶことになれば脳梗塞を引き起こすかもしれず、医師は検査と処置が出来る以前かかっていた中核病院への救急搬送を指示した。

救急車の中では血圧も上がり、熱も最高潮、もちろん心房細動は収まらない。ほとんどうつろな状態で病院に到着し、すぐに心電図とエコー、CTによる検査。エコーはさらに精密なエコーへと移り、心臓の状態を把握することになる。心臓外の病気でも心房に負担をかけると起こりやすく、発熱疾患が心房細動発作の誘因となる場合があるとのこと。

その後、病棟に運ばれ、へパリンの点滴を受ける。どのくらい時間が経過したのか覚えがないが、以前かかっていた医師がベッドにやってきた。なんとなく心強い。発作性心房細動の確認とその発作が引いたと聞かされる。発作が引いたところで家に帰るという選択肢もあったが、とにかく吐き気とめまいがひどく、まるっきり弱気になってしまっていて、病院側の指示に従うことにした。

土曜日、風邪の症状が現れてから7日目。
微熱、めまいと吐き気がひどい。頭が締めつけられるように痛む。気分も悪く、食事もままならないが、流し込むようにして食べる。処方されている抗不整脈剤を朝晩飲む。

日曜日、入院3日目。
吐き気とめまい、風邪の症状が治まらず、医師に訴えたら、風邪は寝て治せとのこと。総合風邪薬を処方される。へパリンの点滴は続く。

月曜日、入院4日目。
ホルター心電図を装着。結果が出るのは明日の夜になる。
締めつけられるような頭の痛みは引いたが、めまいと吐き気は続く。

火曜、入院5日目。
いつも出ている夜間の心房細動は出ていなかった。ただ、昨晩8時から10時頃にかけての期外収縮が認められた。

水曜、入院6日目。
朝食後退院。紹介状を持ってかかりつけの循環器医院に行く。
入院先でカテーテルアブレーションを打診されたことを告げる。

その後1週間、家でだらだらと過ごす。風邪の症状も次第に和らいでいく。なにより、めまいと吐き気が引いていったのがうれしい。そして、たまに出ていた期外収縮も起きなくなっている。抗不整脈剤が効いているのかもしれない。それまでは、胸にドキドキ感があったときや、その前兆が現れたときだけ飲んでいた。しばらくは、抗不整脈剤を続けて様子を見よう。

カテーテルアブレーションの技術は日進月歩で、かなりの成功率だという。だが、いまいち踏ん切りがつかない。






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