藪の笠尻山から千石城山 2018/3/28

投稿日時 2018-4-2 18:19:08 | トピック: 山旅















今年の花粉症は、水道管が破裂するほどの極寒の冬のせいか、いつもより症状が出るのが遅かったが、お彼岸ごろから急に気温が上がり始めると、一気に杉花粉が飛散し始め、それに伴って体も反応し始めると、数年来覚えのないくらいの辛い日々。体調も運気も絶不調、体重も2キロは痩せた。そんな中、群馬から帰省して、体調を整えるべく選んだのがいつもの千石城山。

笠尻山の取り付き尾根は雪解けが進んで、すっかり夏道が出ている。雪が出てくるのは一登りして、平たんになったあたりから。3本目の鉄柱から鞍部目指して下るが、この斜面は全く雪が付いておらず、とんだ藪漕ぎを強いられた。まさか、これほどまでに雪解けが進んでいるとは思っていなかったので、機先を制せられた感じ。猛烈な藪漕ぎ。鞍部に降り立ってからも、藪のなかの雪を拾って右往左往、アップダウンの繰り返しで思うように進まない。

目指した中間地点の楽園まで1時間30分、かなりバテバテ、大休止。そこからは雪も多くなってきたが、稜線上は藪となっている。はやり雪を拾ってのアップダウンを強いられ、最後の千石城山への一登りも藪だった。

ド快晴のもと、剱が鎮座する。気温も上昇し、誰も居ない山頂で裸になって汗を拭いた。裸になったのには訳がある。昨年の春、大猫山でのちょっとした藪漕ぎでマダニに取り付かれたことを思い出したからだ。気温が20度を超え、五月のような陽気となれば、マダニを警戒してもおかしくはない。汗を拭きながら、後ろ前、ズボンの中も入り込んでいないか入念に調べた。

一服してから、もと来た道を引き返す、笠尻へのあの藪の登りのことを思うと憂鬱でたまらなかった。

笠尻山登山口起点 楽園まで1時間30分、千石城山まで1時間20分
下り 2時間30分



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