「百鬼夜行 陰」京極夏彦 著 ★★★ 講談社

投稿日時 2019-11-30 10:29:39 | トピック: 本棚

京極堂を読みたくてたまらないのだが、近々は刊行されてなくて、昔に戻って読んでいる。
本作品は短編集だが、それまで出てきた京極堂の登場人物がそれぞれの主人公となっている。本編では触れられなかった一癖も二癖もある人物の一面が垣間見られる。というか、その人物のキャラクターを補筆している。「あー、そういうことだったのか、なるほど」と、思うことしきり。そうなれば、また「姑獲鳥の夏」から読み返してみようという気持ちが湧いてくる。京極堂はそういうループをもっている。



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