八郎坂

投稿日時 2010-7-18 18:29:53 | トピック: 山旅



所用のため富山に帰ってきたら、もうすっかり夏。きっぱりと梅雨が明けていた。これだけすっきりとした、いさぎよい梅雨明けもめずらしいのでは。そんな気分にのって、カミサンと山に出かけることに。室堂付近は今は花が見ごろと、立山駅まで車を走らせた。だがしかし、駅に着いてびっくり。駐車場はどこも満杯。お盆の時でさえ、裏にまわれば数台は止めるところが残っているのに、そこも満杯。手前の河川敷も隙間がないくらい車で埋まっている。道路や駅周辺はケーブルに向かう人でごったがえしていた。そんな状態に嫌気がさして、称名の滝へと向かった。7月初旬に牛首直下で土砂崩れが発生したため、大日への登山道は寸断されているとのこと。このタイミングにして、この災難。二軒の山小屋のことを思うと、気の毒でならない。雪解け早々から登山道を整備して、それも、地道な人海戦術で、この時期に備えてきたのに。残念でたまらないだろう。一刻も早く登山道が整備されることを祈るばかりである。さて、我々は八郎坂を行く。楽しみは、弘法からの木道歩き。予想していた通り、梅雨明け直後の草原はさわやかな乾いた風が通っていた。湿原の花たちも、派手さはないが、それぞれ存在を主張している。それを感じられただけでも、ここに来た甲斐があったというもの。結局水切れとなって、追分から引き返してきた。それなりに楽しい山行であった。


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