かみさんとツーショット山行 立山・雄山 2012/11/24-25

投稿日時 2012-11-25 20:29:53 | トピック: 山旅











かみさんとの山登りは夏の白山以来、今年になって三回目。雪山、それも冬場となれば記憶にない、おそらく初めてなのだと思う。
雄山を目標としたが、今の私のコンディションからみて、かなりしきいが高い。というか無理かもしれない。そこで、前日から室堂に上がり、二日目登頂ということにした。一人で行くのもなんだし、かみさんを誘ってみたら「行ってもいいよ」との返事が返って来た。

11/24 晴れ〜ガス 室堂〜一ノ越
NHK朝の連ドラ「純愛」をみてから、おもむろに家を出た。立山駅10時10分発のバスに乗り込み室堂まで。ターミナルでこの時期の幕営時のレクチャーを受け、携帯トイレを購入した。

天候は回復基調、久しぶりの雪の白がまぶしい。12時過ぎ、今日の予定は一ノ越まで、ルンルン気分で歩き始めた。周辺の山々はすでに冬の装い。多くのスキーヤー、ボーダーが斜面を登ったり滑ったりしている。そんな賑わいをよそに、我々はカタツムリのごとくゆっくりすすむ。

一ノ越への登りにさしかかった頃から急にガスがわいてきて視界が効かなくなった。風も体に当たり、寒い。なかなか目指す一ノ越がみえてこない。方向もわからない。この辺がとてもきつかった。すぐ近くまで来ているはずなのに。さいわい、一瞬のガスの切れ間に目指す一ノ越が見え、胸をなでおろした。

一ノ越は風の吹き抜けが強ことが予想されたので、我々はすぐ直下の平坦地を幕営地とした。ここまで約2時間半。整地してテントを張り終えるまでが、また、息が切れた。我々の横を隊列を組んだ学生パーティーが登っていく。

テントの中に入っても、かみさんと二人っきりなので、時間を持てあます。結局、5時に夕飯、6時にシュラフに潜り込むことになった。

夜中、用をたしに外に出てみると雲ひとつない星空。風もなく、オリオンが瞬き、月も出ている。月明かりの雪の山々もまた神秘的だ。

11/25 快晴 一ノ越〜雄山〜下山
夜の寒さが半端でなくきつく、ほとんど眠れなかった。実際、ポリタンの水が半分くらい氷っていた。自分は15、6年前の装備、かみさんに至っては27、8年前のもの。当時はこれで冬山を十二分に過ごせたのに、それが通用しないということは、歳をとったということなのか。それが、かみさんとの唯一の意見の一致であった。いやいや、歳を言い訳にしてはいけない。

快晴の朝を迎えた。勤労感謝の日に働いておいたご褒美なのだろう、と自分一人納得する。こんな日の山登りは最高だ。ましてや空身の頂上アタック。いうことなし。1時間ちょいで雄山に到着。雪をまとった剱が臨まれ、目がしらが熱くなる。夏場はめったに行けない、雄山神社もおまけで参拝してきた。

今日の快晴に誘われてか、次々とスキーヤー、ボーダー、登山者がどこからともなく湧いてくる。それも最新の装備を身にまとった人たちばかり。そして、皆とてもタフそうにみえる。こんな賑やかな立山は初めてだ。いつからこんな風になったのか。それこそ時間の隔たりを感ぜずにはいられなかった。学生の登山パーティーとすれ違ったとき、「なぜかほっとした」とはかみさんの弁。

そんなこんなで、今日の行動時間は4時間半。また次の山を登ろうとかみさんと話し合って家路に着いた。



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