大日平から2023P 2014/5/28

投稿日時 2014-5-29 19:26:34 | トピック: 山旅

朝7時出勤、称名駐車場8時出、大日平山荘10時、2023P11時

ここ二三日の暑さは異常で、まるで梅雨明け後の夏の陽気。
庭の花たちも戸惑い気味。鉢植えの草花は特にダメージが大きい。花たちの様子をみながら水やりを終えてから、一服ついて、それから家を出た。

昨日は黄砂とPM2・5の影響で遠方が霞んで見えたが、今日はすっきりとした青空。大日平までと目標を定めて歩きだした。

牛首に出るまでは一、二か所残雪があるが、ほとんど夏道を行く。牛首から大日平までの間は雪の付き方が中途半端で、トレースがなければルートファインディングが難しい。いっそザクロ谷の支流を辿った方が楽かもしない。しかし、一昨日の天候大荒れの影響と思われる斜面からのブロック雪崩が谷を埋め尽くしていて、そこを行くのはやめにした。

大日平に出たとたん、雪の多さに驚かされる。
それまでの山の表情が一変し、初夏から春に逆戻りした感じ。大日平は一面の雪、木道は雪の下に埋もれている。ド快晴のもと、雪の平を行く。周囲の山々を眺めながらのトレッキングはまさに春山漫歩。気分爽快。いつもなら何気なく視界に入ってくるだけの早乙女岳も先日かみさんと行ってきたばかりなので、愛着もひとしお。

だいたい予定時間通りに大日平山荘わきに到着。水を揚げるためのホースも雪面に敷かれていて、7月早々の小屋開きに向けて着々と準備はすすんでいるようだ。もとより大日岳登頂の予定はなく、ここから引き返してもよかったのだが、山荘裏手というか、中大日岳から下りて来ている稜線の末端にある小ピークに目が留まった。もしかしたら、あそこに登れば剱が見えるかもしれない。そう思ってその尾根に取り付くことにした。

下から見上げいても、雪が切れているのはなんとなく想像がついていたが、一登りすると、やはり雪が切れていた。強烈なネマガリの藪が行く手を阻む。なるべく雪を拾って行こうとするが、結局ピークに立つまで四カ所雪が切れていて、上部に行くに従い藪は薄くなるのだが、そのたびに余分な力を使わせられ、脈が乱れがちになった。

最後の登り。真っ白な雪と真っ青な空との間の雪線を目指す。あの向こう側には剱が・・・。ピークに立って、今季五度目の雄叫び。だがしかし、期待していた剱の眺望は無かった。奥大日の稜線に阻まれて、剱はその陰にあったのだ。

それでもここに登らなければ見られない光景がそこあった。雪に埋まった称名川と、そこに架かる大滝、そして大日平に切れ込むザクロ谷を俯瞰することができた。いつもとは違った角度から眺めるいつもの山々。それらを見られただけでもよしとしよう。それにしてもこのピークから臨む中大日岳までの稜線はなかなか堂々たるものがあった。































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