伊折から 2015/1/31

投稿日時 2015-1-31 16:50:31 | トピック: 山旅

私は冬の群馬が好きだ。群馬の冬はまことに過ごしやすい。何がいいって、毎日青空、これが最高。朝晩の冷え込みは富山よりかなりきついが、日中は陽の光がふんだんに注ぎ込み、とても快適だ。ただただ、青空の下には茶色の乾いた世界が広がる。そんなところに数日いると、なぜか富山の雪が恋しくなる。暗くて陽が差さない白い雪の世界に戻りたくなる。

今日の伊折はまさしくそんな富山の山だった。寒気が入り込んだ西高東低の気圧配置は日本海側に雪をもたらす。もちろん空は暗い。とても剱など拝めそうにもない。それでも雪の世界に浸りたかった。

伊折にはいつものように県警の雪上車がぽつねんと置いてある。そしていつものようにスノーシューで歩き出す。くるぶしから脛までのラッセル。剱センターで右に進路をとり、ガスに巻かれて見え隠れする小ピークを目指した。膝下までのラッセル、林道を二つ横切って、40分ほどで稜線に出る。雪は弱く強く断続的に降り続く。山が切れ、ぽっかりと空いたその地は最後の林道であった。標高にして700の地点。雪が激しくなり、遅出したこともあって時間的にも余裕がないので、今日の行動はここで打ち切ることにした。

行動時間 3時間








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