笠尻山から千石城山 2015/4/2

投稿日時 2015-4-5 6:20:59 | トピック: 山旅













二日前に細蔵山に向かったが、体調不良であえなく撤退。今日は気張らないで行けるこの山に向かうことにした。冬には幾度か来たことがあるが、この時期は初めて。

道路際からすぐ取り付くが、北斜面も手伝ってか、まだ雪はたっぷりとある。緩やかな斜面を登りきり尾根に出るとすぐに剱が目に飛び込んでくる。この先ずーっと、千石城山まで剱が臨まれるこの縦走路もまた一級のルートだ。

ちょうど咲き始めたマンサクが光る雪と青空に映えて春を感じさせる。これが見られただけでも来た甲斐があったというもの。残雪に陽光と剱とマンサク、冬には想像もできなかった世界が広がっていた。

笠尻山の南斜面は雪が切れていて鞍部まで木につかまりながら降りる。あとはまた雪の上を適当にルートを取りながらのんびり歩く。千石城山まではアップダウンがいくつかあるものの、この上天気ならば全く苦にならない。剱を眺めながら春めいてきた山を全身で感じる至福の時間。

かるく最後の一登りを終えると、遮るものが何もない剱と周辺の山々が眼前に広がる。二日目前に諦めた細蔵の全景も目にすることができた。

低山だけど、今日は来てみて本当によかったと思った。
細蔵のときに感じた脈の乱れはみじんもなかった。つぼ足で歩ける雪の状態であったが、終始ワカンで通して、もぐらずに歩けたことが役立ったのかもしれない。

登り:2時間20分(写真撮影にかなり時間を使った) 下り:2時間




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