「裁きの鐘は」上・下 ジェフリー・アーチャー著 ★★★ 新潮文庫

投稿日時 2015-6-8 18:18:22 | トピック: 本棚

クリフトン年代記の第三部。
第一部、二部を読んでからしばらく時間がたっている。どんな話だったかうろ覚え。自分の書いた前二作の感想を読んだり、ネットでの書評をみたりして、ちょっと復習してから本作品に臨んだ。やはり、読みだしたら止まらない。

相変わらず読者心をくすぐる筋立て。ハリーとジャイルズは次々と降りかかる難問をうまく切り抜けていく。ジャイルズの選挙戦、法廷や国会の場面での手に汗にぎる攻防とかけ引きは見もの。ふとした偶然から物語はまた別の枝分かれが出来てしまう。著者自身も話の展開を決めて書いているわけでもなさそうな気がする。当然読者も先が読めない。

第三部からは、ハリーとエマの子供たち、セバスチャンとジェシカ、の物語が加わって、年代記は次世代へと引き継がれていく。



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