馬場島へ 雪少なすぎ 2016/4/1

投稿日時 2016-4-7 17:32:05 | トピック: 山旅

1月から3月にかけての群馬での仕事を終え、富山に帰ってきて一服しているところ。
この間、3〜4回は雪山に入っているのだが、今年は昨年末から右肩が完全にいかれてしまっていて、とても山どころではなかった。

しかし、富山にもどってきて、家から剱方面の山々がくっきり見渡せるとなると、なんかそわそわしてくる。肩がゆうことを効いてくれなくても、歩くだけなら問題はないだろうと、いつものごとく伊折方面に向かって車を走らせた。


車は剱センター跡のゲートまで入る。ここから先はコンクリート道路歩き。馬場島まで剱を仰ぎながらのトレッキングが始まる。どこまで除雪は進んでいるのだろうか?
それにしても、今年の雪の少なさは異常だ。歩いていく道すがら目に入ってくる山々はこの時期にしては見たことのない光景だ。山肌の雪は完全に融け、茶色の地肌が丸見えになっている。木々の芽吹きにはまだ早く、枯れた木々がそのまま残る様はあたかも晩秋の山かと錯覚してしまう。通常ならまだ雪が残る山の斜面に徐々に木々の芽吹きが始まり、そのうち雪が融けてくるとその緑が次第に濃くなっていくという過程を経て夏に近づいていくのだが、残雪のない今年の山は春の進み方に戸惑いを感じる。

大熊谷も雪解けが進み、谷を挟んだ西、東の山稜はすでに藪の世界となっていて、とても辿れそうな状態ではなかった。谷の出合から観るかぎり、本谷の賞味期限もあとわずかだろう。しかし、コット谷に向かう林道にトレースがあったり、中山へのトレースも散見されたりして、いつもならこの時期には入らないような人々も山に入っている気配がある。

道は馬場島まで完全に除雪してあった。その馬場島の積雪も50センチあるかないか。例年なら1〜2メートルはゆうに残っている時期なのに。この雪の量から判断すると、今年のゲート開きは4月中旬頃になるかもしれない。



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