女性外交官ロシア特命担当 SARA」 麻生幾 著 ★★ 幻冬舎

投稿日時 2016-9-10 17:18:05 | トピック: 本棚

読み終えてから三日たったら、どんな話だか思いだせなくなっていた。ただ印象に残っているのは、序盤のテンポの悪さ。ウラジオストクの副領事が突然消えたことを追って、彼の妻が奔走する場面が延々と描かれている。なんだか話が進まないなー、彼の失踪とこれから描かれようとする物語の関係性はどうなんだろう、そんな思いだけでページをめくる。だが、どうでもいいキャラが登場してきたりして、期待したエスピオナージの世界になかなか入っていかない。終盤にしてようやく出てきた見せ場も、あっと言う間に幕となる。そこの部分がどんな話だったのか全く覚えていない。
がっかりというか、こんなこともあるわい、そんな気分である。



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