僧ヶ岳 絶不調 2016/10/15

投稿日時 2016-10-20 13:09:52 | トピック: 山旅























もしかしたら標高が低いこの山の紅葉は今が見ごろかなと思って出かけた。
出だしからの急登、伊折山までは息も絶え絶え、汗びっしょり、心拍数はマックス状態。幸いといえば、脈に乱れがないこと。山頂までノンストップの腹積もりであったがそうはいかなかった。ちょっと休んで水分補給。成谷山までも太ももから下が重たく、苦渋に顔をゆがめながらの登行となった。

ここも山全体が枯れている。紅葉がなんとか見られるのは伊折山周辺くらい。枯れている木々に混じってカエデの鮮やかな黄色が印象的だった。半分期待していたハセンバの木はなんとか見出すことができたが、実は全く付いていなかった。
1700まで来ると木立ちもまばらになり駒から毛勝へ続く稜線と東又谷の源頭部が見渡せる。去年もここに来て感動したことを思い出した。その山々に囲まれた谷あいはうっすらと霞んでいて桃源郷のように映る。山頂より少し手前のこの地点こそが、この尾根の魅力だろう。

山頂には宇奈月方面から上がってきた登山者が集っていた。林道は1200まで車が入ったようだ。一人の男性はそこから1時間半で来たという。余裕の足取りで駒へと向かっていった。私と言えば、ここまで3時間50分もかかってしまっており、駒まで行く気はもうとうない。

家に戻ってから過去の記録を調べていたら、昨年も同じ日に登っていた。別に意識してこの日を選んだ訳ではないのに、全くの偶然に驚いたのであった。ただ、昨年は2時間50分で山頂に達している。今年は、それより1時間も余計にかかった。9月末に群馬から帰ってきて、いくつか山を登っていて、体の準備は整っていたつもりだっただけに、今日の苦行にも似た登行は想定外。夏に大日へ行った折はここ数年で最高の体調だった。それゆえ、今日の結果に愕然しショックも大きかった。ただ単に一時的な体調不良であって欲しいという願望と、これから先の山で似たようなことが起こったらやりきれないな、という思いが交錯する。心不全はひたひたと進行しているのだろうか。

登り3時間50分 下り3時間30分
2015年10月15日 登り2時間50分 下り3時間30分
2010年 6月17日 登り2時間40分 下り2時間5分



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