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  • Repuさん、ありがとうございます。おかげさまで、発作は収まりまして、軽快に過ごしています。ただ、寝てばかりいたせいか、筋肉がすっかり落ちてしまい、目下復調に向け励んでいます。また、雑穀でお会いしましょう。 ( panawang - 2017.06.16 17:39 )
  • 救急搬送され、その後の経過はいかがでしょうか?決して無理されませんように。 いつも美しい写真、楽しませていただき、ありがとうございます! ( Repu - 2017.06.15 21:59 )
  • float cloudさん、コメントありがとうございます。返事遅くなりました。すみません。過分なおほめを頂き、こそばゆいです。つたない文章ですが、書くことによって、自分の考えをまとめようと努めています。当HPに辿りついていただきありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。 ( panawang - 2016.05.15 19:44 )
  • こんばんは〜、はじめまして、はんごんたんさん。プロフィール欄がないので、いったいあなたが、どういう方なのかわかりません。 ぼくは、1948年生まれで、4年間、富山大学の薬学部に在籍していました。その間、薬学部の山岳同好会に在籍もしていました。いまも藪山登りをしていて、 3,4年前まで山中に限って、たまに心臓に異常をきたしていました。偶然、この楽しいブログに出会いました。内容もさることながら、文章もしっかりしていて、すばらしいブログだと思い、ここに投稿させていただきました。 ( float cloud - 2016.05.13 20:53 )
  • 337さんいつもどうも。歳をとるにつれて、自分の山も変わってきました。のんびり歩いていると、今まで見えなかったものが、見えてきたりします。楽しみが増えたように思います。 ( panawang - 2015.06.17 05:28 )

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Help にゃ〜ん♪
投稿者: hangontan 投稿日時: 2008-4-6 19:49:34 (1287 ヒット)








『神農本草経』の下品に収載され、「瘀血、血閉、寒熱を下す。癥瘕、積聚、溜飲、宿食を破る、胃腸を蕩滌する。‥‥」と記されています。中国戦国時代(BC403〜221)の書物『山海経』にも記載があることから非常に古くから薬用として用いられていたことが伺えます。陶弘景(452〜536)は「大黄とはその色である。将軍なる號は、その駿烈、快速なるを表示したものだ。」と述べ、その薬効の強さを強調しています。

ヨーロッパで大黄の記載があるのはギリシア時代で、シベリア南部原産の大黄(瀉下成分が無い食用大黄)がボルガ川流域から黒海に掛けて伝わりギリシアにもたらされたところから、外地を表すバーバロス(barbaros)との造語で現在の英名ルバーブ(rhubarb)が生まれたと言われています。真正の大黄の伝来も古く、古代ローマの『ギリシア本草』に収載され、シルクロードを通じてもたらされていたと考えられています。マルコポーロ(1254〜1324)『東方見聞録』にも「タングートの山々に非常に沢山生息している。商人達は粛州で大黄を買い付け、世界中に運んで行く」と記しています。17〜18世紀になるとバイカル湖の南にある町キャフタがロシア・中国の交易の中心になり、大黄もモスクワを経てヨーロッパに供給された重要な下剤でした。

日本には正倉院の『種々薬帳』に納入時(天平勝宝8年)の記載があり、「大黄九百九十一斤八両 并袋」と見えます。奈良時代に中国内陸部からの輸入があったことは驚くべきことです。100年後の斉衡3年には87斤13両2分に減っていることから需要が多い重要な薬で有ったことが伺えます。

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2008-3-16 17:59:02 (760 ヒット)








日本の民間薬で数百年前から小豆島の寺院でエキスで作った癪(しゃく)等に効く薬としてお遍路さんに分けていた記録があります。また、江戸時代の本草書「和漢三才図会」(1713年)には「行者が山中で腹痛をおこしている所に弘法大師が通りかかり、道端のこの草の汁を口に含ませたところ、病が癒えたことより延命草と名付けた」とあり、また「俗に言う比木乎古之(ひきおこし)のことで、引起こすことから名付けられた」とあります。当に名前が薬であることをあらわしています。 

苦味性の健胃剤で、その成分は40万倍に薄めてもまだ苦味があると言われ、リンドウ科の生薬に比べても劣らない薬です。薬が足りなかった戦中の「日本薬局方」5局に収載されましたが、苦味成分がアルカリ性に弱く、制酸剤との配合ができず6局から削除されました。

植物の特徴
北海道南部から九州の太平洋岸の日当たりの良い乾燥地に自生する、シソ科の多年草です。根は大きい塊状で木質化し、四角の茎は約1mに達し、叢生します。秋に淡紫色、5〜7个凌鮎花を多数、まばらに咲かせます。同属で日本海側に自生するクロバナヒキオコシも同様に薬用にします。名前のとおり花冠が暗紫色であることが異なっています。同属植物のカメバヒキオコシやヤマハッカ、ミヤマヒキオコシ、アキチョウジ等は苦味が薄く使うことはありません。

生  薬
秋に地上部を刈取り、陽干します。鮮緑色で苦味の強いものが良品です。主成分はジテルペノイドのエンメインで、他にイソドカルピン、ノドシン、オリドニン等が含まれています。

薬効および使用法
苦味性の健胃剤として重曹等アルカリ性薬剤が含まれていない製剤に配合されます。民間薬としての利用も多く、消化不良、食欲不振、腹痛に1回量2〜3gを煎じて服用します。また、エンメイン、オリドニンには抗腫瘍作用、抗菌作用があります。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2008-1-11 18:42:46 (825 ヒット)








白血球の増強、マクロファージの産生促進作用、免疫機能の活性化が認められ、補薬としての応用範囲は極めて広い。
『神農本草経』の上品に収載される補益の要薬です。李時珍は「耆とは長(ヲサ)の意味であって、黄耆は黄色のもので補薬として長だからかく名けたものである。」と述べています。

黄耆はマメ科ゲンゲ属のキバナオウギとナイモウオウギの2種を原植物としています。中国では主に内蒙古、山西、黒龍江、河北省等で生産されていますが、かつては山西省泌州綿上産が品質が良いところから、または皮を裂くと綿のようになるところから綿黄耆の名で呼ばれていました。同様に陜西省同州白水産のものを白水黄耆と言い、これもまた良品で、質が柔靭で皮の色が微黄褐色、中が白色のものです。他に赤水黄耆、木黄耆、土黄耆等がありますが、いずれも品質がおちます。
日本では江戸時代に国産の黄耆が探されたようで、ゲンゲ属のモメンズルやムラサキモメンズル等が試験されたようです。特に「加州白山、越州立山、和州金剛山より出す者根、柔にして味甘し」と記されている種はキバナオウギ、変種のタイツリオウギと推測されます。

植物の特徴
キバナオウギ 中国北東、華北、四川省、蒙古、ロシア、朝鮮に分布し、草竹1mにもなる大型の多年草。夏に淡黄色の小花を総状に腋生する。さや果は膜質で膨らむ。

生  薬
秋に掘取り、水洗後分枝根を取除き、陽乾します。根が太く、長く、綿質で甘いものが良品。成分はフラボノイド(ホルモノネチン、アストライソフラバン等)、サポニン(アストラガロシド、イソアストラガロシド等)

薬効および使用法
強壮、利尿、止汗、血圧降下、排膿薬として漢方処方に配合されます。
_耆建中湯 身体虚弱で疲労し易いものの次の諸症:虚弱体質、病後の衰弱、ねあせ。
⊇汁澗臺篥 病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血。
K標焚耆湯 色白で疲れ易く、汗のかき易い傾向のある次の諸症:肥満症、関節痛、むくみ。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2007-12-29 15:05:26 (814 ヒット)








ウイキョウの種子から作ったお茶(浸剤)はノドの痛みを取るうがい薬や去痰薬として有効とされています。 また、小児にも安全なため、ウイキョウの浸剤やシロップは、乳児の腹痛や歯痛にも用いられます

植物の特徴
全草独特の香りがある高さ2mにもなる多年草です。葉は互生し、深く切込むため葉身は糸状になります。夏に枝先に複散形花序を付け、黄色の小花を多数咲かせます。果実は卵状楕円形の双懸果実らせます。
生  薬
果実が黄緑色に変わり始めた頃に順次収穫し天日乾燥します。完熟した種子は二つに分かれ脱落してしまうか、黒変し、香がうすくなります。黄線色で粒が揃い、香の強いものが良品。精油成分アネトール、エストラゴール、フェンコン等を含有します。

薬効および使用法
約700tが輸入されていますが。その80%は香辛料として利用されています。薬用には20%が利用され、芳香性健胃、去疾、駆風薬として家庭薬に配合される他、漢方薬にも配合されます。

^唾羯供
やせ型で腹部筋肉が弛緩する傾向にあり、胃痛または腹痛があって、ときに胸やけ、げっぷ、食欲不振、はきけなどを伴う次の諸症
神経性胃炎、 慢性胃炎、胃アトニー。
丁香柿蔕湯 
病後または体質虚弱なもののはれもの次の諸症:しゃっくり、胃腸虚弱。

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2007-12-20 20:50:44 (763 ヒット)








薬 効 消化不良 頭痛(ずつう) めまい 歯痛(しつう) 眼の充血

分布生育場所
日本全土の土手など湿気の多い場所の自生。各地で栽培。

ハッカは、アジア東部の原産とされ、薄荷油の原料植物として古くから栽培されていました。 「農業全書(のうぎょうぜんしょ・1697)」には、ハッカの栽培の記述があります。 文化14年(1817年)には、岡山で盛んに栽培されたとされ、その後、広島、山形、北海道などと全国で栽培されて、昭和の始めには、世界のハッカの生産量のほとんどは日本産でした

湿った場所に自生する宿根草(しゅくこんそう)で、全草に強い芳香(ほうこう)があります。 根は長い地下茎で四方に伸びて繁殖します。 茎は40〜80センチになり、四角で細毛があります。 葉は、対生(たいせい)で、短柄に楕円形で先端は尖り、葉縁にまばらに鋸歯(きょし)があり、長さ3〜8センチ、小さな油斑(ゆはん)があります。 花は、8〜9月ころ、葉のわきに輪状に多数の淡い紅紫色の小花をつけます。

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2007-6-25 19:11:34 (838 ヒット)








神農本草経の中品に収められ「心下の邪気寒熱を主る、中を温める、寒湿脾を逐いやる、三虫を去る。」と記され、古くから使われた薬剤であることが分かります。
中国、朝鮮半島の原産で、享保年間に朝鮮から薬用として日本に渡来したことが小石川御薬園の記録に記されています。和名のサンシュユは中国名の山茱萸の音読みであり、「茱萸」は赤い楕円形の果実つまりグミのことを指す言葉で、山のグミの意でしょう。現実にグミ科のナワシログミやアキグミが間違われて使われたこともあります。
別名ハルコガネバナと呼ばれるように早春、葉の出る前に黄色の花を開くことから、花木としての価値も高く、庭先に植えられているのをよく見かけます。

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2007-6-22 6:56:53 (950 ヒット)








苦味健胃薬として使われているリンドウ科の生薬にゲンチアナと龍胆、センブリがあります。3種類同時に配合されることはありませんが健胃剤には良く配合される生薬です

リンドウ(竜胆)
 薬としての利用は古く神農本草経の上品に収載され、『骨間の寒熱、驚癇邪気を主る、絶傷を続ける、五臓をさだめる、蠱毒殺す』とあり、単に苦味健胃薬に使用されていたのではなく、抗炎症性の薬物として使用されていたことがわかりまする。
 長い間、熊胆のような苦さ故に神秘的な架空の強い動物名「竜」の名を付けられたと理解していました。しかし、調べてみると別の説もありました。宋代の「開宝本草」に『イヌホウズキのことを「竜葵」と言い、葉が似ていて苦味があることから名付けた』と記してあります。これらの逸話からも残留性のある強い苦味が理解できると思います。日本名のリンドウは竜胆の中国読みロンダンが訛ったものです。

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2007-4-24 18:03:47 (1068 ヒット)








菌類を用いる生薬はそんなに多くありません。中でもサルノコシカケ科に属するものがほとんどで、猪苓、茯苓、雷丸、霊芝などがあげられます。
 茯苓は枯死したマツの木の根につき、菌核を形成するもので、子実体(キノコ)も地下部にあり地上に姿を見せることがありません。野生のものの採取は熟練を要します。松林の状況を的確に把握し、先端が鉄製でT字型の杖(茯苓突き)で地中を挿し、菌核を突き挿した時の感触と先端に付く白い粉上のものの確認、独特の臭いによって判断し、掘取ります。
 現在では日本国内の生産はほとんど無く、中国および韓国からの輸入に頼っています。最近では中国産の栽培品が価格が安いため輸入の大半を占めるようになってきました。現在でも約800tが消費される重要な生薬ですので、国内での栽培が待たれます

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2007-3-11 9:07:08 (1031 ヒット)








和漢薬が中心の生薬の中で比較的良く使われる西洋生薬の一つです。ヨーロッパのピレネー山脈、アルプス山系、アペニン山系、カルパチア山系から小アジアのタウルス山系に至る広い地域の亜高山帯に分布する植物です。名前の由来はディオスコリデスの「ギリシャ本草」(40〜90年)に紀元前2世紀頃のエジプト・イリリア国の王ゲンティウスがこの薬効を発見したことに由来し、温性で収斂作用があり、痛み、裂傷、肝臓病、胃病や眼の炎症に用いることが記載されています。2世紀頃からは痛風の薬としても利用されていました。ゲンチアナの日本語読みはリンドウ属(gentiana)の学名をそのまま音読みしたものです。

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2007-1-13 14:04:16 (930 ヒット)








スペインから中央アジアを経て中国北東部に広く分布し、古くから薬や甘味料として利用される重要な植物です。4千年以上も昔から、メソポタミアやエジプトで利用されていたことが粘土板やパピルスに記されています。中国でも神農本草経の上品として上げられ、ヨーロッパでは古代ギリシアやローマでも使われました。
わが国においては、奈良時代に渡来し、奈良の正倉院に保管され利用されていました。植物の渡来は室町時代の末期に武田信玄により山梨県で植えられた記録があります。これは江戸時代に引き継がれ、山梨県塩山市にある「甘草屋敷」に現存しています。

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2007-1-4 6:56:58 (1359 ヒット)








獣胆を古代より使用することは西域(ギリシア、インド、サラセン)に見られ、唐代に西域の医薬品の使用が伝来したことを想定することができます。熊胆の漢薬製剤中の使用も民間療法的なものが多く、唐・宋代を経て漸次丸薬などの製剤に配合されるようになりました。日本では江戸時代初期に「クマノイ」として頻繁に使用されるようになり、特に配置薬製剤には欠くことのできないものとなっています。

主成分はタウロ−ウルソデスオキシコール酸で、これをアルカリ分解するとタウリンとウルソデスオキシコール酸(ウルソデオキシコール酸)が得られます。このウルソデオキシコール酸は合成した物もあり、胃腸薬に多数配合されています。

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2007-1-3 6:27:37 (1172 ヒット)








「神農本草経」の上品に収載され、古くから陰を滋う、血を養う、補血強壮の要薬とされています。国内には生薬として奈良、平安の頃に輸入されていたらしく「延喜式」(927)に記載されています。
 国内で栽培されている種は中国華北、華中東部、蒙古原産のアカヤジオウで、江戸時代に大和、山城、筑前を中心に栽培され、国内の需要をほとんど賄っていました。現在では奈良県でわずかに栽培されている程度です。
 現在、輸入されている大部分のものは中国産のカイケイジオウ(懐慶地黄)で河南省懐慶を主産地とする種で根部はいも状に肥大する特徴があります。他に栽培されたことがある種には、花が淡黄色なシロヤジオウや根茎は肥大するが塊根にはならず、色も淡白な浙江省産のケンキョウジオウ(筧橋地黄)等があります。近年開発されたアカヤジオウとカイケイジオウの交雑種、フクチヤマジオウも一部で栽培されています。

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-12-17 17:44:09 (831 ヒット)








樹木や荒地をも覆い隠すほどに繁茂する蔓性の草本で、国内のどこにでも見られる植物です。クズという読みが「屑」を連想させ、樹木に巻き、枯らしたり、電信柱や鉄柱に絡み着く厄介な植物であるかのように思われがちです。葛の語源も草冠と「曷」で、木などに絡み着いて高く上がる草を意味しています。反面、日本人にとってこれほど役に立っていた植物は他にはありません。クズの発音は吉野川の上流に住む国栖(くにす)と呼ばれる人たちの呼称から付けられたとされています。現在も吉野地方に国栖(くず)という地名が残っています。この地方で葛の根から取ったデンプンを吉野葛と言い、和菓子などに用いられています。また、古代の人々は葛布といって蔓の繊維から織られた布を身にまとい、硬い蔓で編んだ篭を葛篭(つづら)言い、栄養価の高い葉や若い蔓、花は山菜として、また家畜の飼料に使っていました。勿論薬用に使われていることは周知の通りです。

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-11-21 21:11:13 (763 ヒット)








アロエ属の植物はアフリカのサハラ砂漠以南、ソマリア半島沖のソコトラ島、アラビア半島に分布しています。古代エジプトで紀元前2〜3,000年前から下剤として使用されていたようで、紀元前1,500年頃のエバース・パピルスに記載され、また1世紀頃の『ギリシア本草』にも収載されています。特にアロエ・ベラはアラビア半島原産で、早くに地中海沿岸や他の亜熱帯地域にもたらされ、インドから中国に渡り栽培されていました。
アロエはアラビア語の「苦味のある」意味の言葉で、唐代に中国に渡り、頭音の「ア」を落とし「ロエ(蘆薈)」と発音されました。日本に渡ったのは鎌倉時代で、漢字を誤読した「ロカイ」が通称名になりました。

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-11-20 6:10:21 (922 ヒット)








即効性のある薬という意味から「現の証拠」または「験の証拠」という漢字名が当てられています。江戸時代の本草書『大和本草』(1707)の牛扁の項に「レンゲ草と云、山野近道所処々に多く繁生す。藻塩草にタチマチ草と訓す。又、俗にゲンノセウコとも云。‥‥葉茎花ともに陰干にして末にし、湯にて服す能く痢治す」とあり、この頃にはすでに下痢止めとして使われていたことが伺えます。タチマチグサ(忽草)の名がすぐに効くところから名付けられたと推測すると、『本草和名』(918)や『和名抄』(931)に「多知末知久佐」と記されており、平安時代からすでに使われていた日本独自の薬草であったのかもしれません。今でも各地にイシャイラズやセキリグサ、テキメンソウなどのいかにも効きそうな名前が残っています。また、ウメズルソウ(花の形体)、ミコシグサ(果実の形体)、ネコアシグサ(葉の形体)など姿形から名付けられた呼び名もあります。因みに属学名のゼラニウム(フウロソウ属)は鶴を意味し、果実の形が鶴の嘴に似ているところから付けられました。ただし、園芸種やハーブのゼラニウムは現在はペラゴニウム(コウノトリ)属の植物のことです。

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-11-19 21:03:18 (1017 ヒット)

牛の胆のう中に生じた「結石」を乾燥させたものです。この胆石が発見できるのは牛1000頭に1頭ともいわれ、その希小性と、多くの人の健康を支えるすばらしい薬効とが相まって、ゴオウを、 「高貴薬の中でもひときわ価値のある特別な存在」たらしめています。
大きさは径1〜4cm、表面が黄褐色あるいは赤褐色の塊で、破砕面には木の年輪のような輪層紋があります.牛黄は、軽く、もろく、砕けやすく、味はわずかな苦みのなかに甘みがあります。
ゴオウは、効き目が古来からよく知られ、現在でも高い需要があるにもかかわらず、稀少な生薬であることから金の何倍もの値段が付き非常に高価です。昔、武士や旅人の常備薬として、刀傷などに対する抗炎症効果、増血効果を期待し、また発熱、動機、息切れ、不眠、イライラの解消や疲労回復などに用いられてきました。現在では、高価な栄養ドリンク剤などに配合されていますが、含有量をみると極めて少量です

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-11-19 21:00:49 (849 ヒット)

古くから民間薬として知られており、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃酸過多、胆石症、はれものなどに用いられてきました。乾燥した樹皮を用いますが、民間では樹皮よりも赤い新葉と新芽、赤い葉柄の干したものを煎服したほうが胃がんや胃潰瘍に効き目があるとされています。
動物実験でも胆汁分泌促進、かいようの予防に効果が認められています。「富山のくすり」では「熊胆円」に使用されています。
名前の由来は、見た目には、柏の葉に似ていませんが、その昔この葉に食物をのせて神前に供えたり、だんごを包んで蒸したりしたところから、その利用法が柏の葉に似ているということで、赤芽柏(アカメガシワ)の名がつきました。同じく葉っぱが赤く色づくものに観葉植物として人気のあるポインセチアがあります。実はアカメガシワもポインセチアも同じトウダイグサ科の仲間なのです。ポインセイチアの茎を切ると白い樹液が出てきますが、これには薬用成分が含んでいるので注意が必要です。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-11-19 20:54:44 (965 ヒット)

神農本草経の中品に収載される要薬で、現在でも漢方薬等に汎用されていますが薬用としての利用の歴史は東洋医学以外では見当たりません。日本では明治20年に長井博士により主成分であるエフェドリンが単離され、後に喘息治療薬として使われるようになり多くの人に知られるようになりました。麻黄の名は噛んだときにやや麻痺性の味がする黄色の茎により名づけられました。日本名は漢字の音読みです。属名のエフェドラは石の上に生育することを意味し、内蒙古など高冷乾燥地を好む植物であることを表しています。
日本ではマオウはクスリに分類され薬事法の規則を受けますが、アメリカではハーブの健康食品として扱われます。

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-11-14 16:59:49 (1183 ヒット)

漢方では婦人病の主薬であり、鎮静、鎮痛、強壮薬として妊婦のむくみ、腹痛、月経痛などに当帰芍薬散、当帰建中湯などに配合されていて婦人産後の要薬でもあり、鎮静通経の効き目があります。手、足を暖める作用が強いので、冷え性、血色の悪いもの、血行障害、頭痛、貧血などに広く応用されています。もちろん男性にも用いられ、中年以後の虚労、腰痛、手足の冷えやしびれに応用されています。

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-11-14 16:57:39 (788 ヒット)

中国四川省で良質品を多産したので川きゅうの名が通用するようになりました。日本では北海道で栽培されます。フタライド誘導体を主体とする精油を含み、温性の駆オ血、補血、鎮静、鎮痛薬として、貧血症、冷え症、月経不順、月経痛などに応用します。センキュウを単独で用いることは少なく、他の生薬と併せることで効果を発揮します。
センキュウは全て栽培種で、秋に根茎を採取し水洗、湯通して乾燥し、薄く切ったものを原料生薬として出荷しますが、国内の主産地は北海道で、年間300トン程度生産されています。

漢方では、婦人病の要薬とされていますが、補血作用がありますが、この、補血作用は当帰ほど強くなく、また、単独で用いても効き目はありません。

血を補い、血液の循環をよくする目的では、センキュウは必要な生薬です。 また、多くの婦人の月経不順にも使用されていて、薬理実験では、血管を拡張して血液の流れを正常にして、血液の循環をよくすることが知られています。 冠状動脈硬化性の心臓病による狭心症にも応用します。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-11-14 16:55:10 (946 ヒット)

ニンジンと聞いてまず頭に浮かぶ植物は野菜の人参キャロットでしょう。しかし、薬に使うニンジンとか、朝鮮ニンジンと呼ぶとだれでもこの人参のことを指していることに気付き、万病の薬、強壮強精薬のイメージを思い浮べます。野菜の人参は元の時代に中国を経て伝わった東洋系と江戸末期に伝わった黄色の洋種系とがあり、朝鮮人参の根に色、形が似ていたところから付けられたといわれています。
 薬用人参は「神農本草経」の上品に収載され、本草綱目では「長年月の間に漸次に長成し、その根が人間の形体のようで神秘なものだから人1、神草というのであって、1の文字は2に従う、いづれも浸漸(徐々に効力を現す)の意義である」とあり が画数が多いことから蔘、參、参の字を当てるようになったと記されています。朝鮮人参、高麗人参の名は満州から朝鮮半島の原産であるところから、英名のアジアティクギンセンはアジア産と中国名の発音から、属学名のパナックスは万病薬を意味しています。

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-11-14 16:54:22 (1061 ヒット)

西アジアまたは中央アジア原産と推測されていますが、はっきりしたことは分かっていません。紀元前3,000年以前のエジプトの墓から球根の粘土模型が発見されいることからピラミッド建築の労働者が疲労回復のために食用にしていたことが伺えます。古代ギリシャやローマでも薬としてよく食べられ、現在でも地中海沿岸で栽培が盛んに行われています。
 
一方、現在世界一の生産国である中国には漢の武帝(紀元前140年)の頃部下の張騫が西域から持ち帰ったことが記されています。日本への渡来も古く、『古事記』には「倭建命が東征の帰途‥‥、坂の神が白鹿に化けて出てきたので、食べ残した蒜をもってこれを打ち殺した」とあります。おそらく、朝鮮半島経由でもたらされていたのではないかと推測されます。平安初期の『本草和名』(918年)や『倭名類聚抄』(932年)には「葫、和名於保比留(大蒜)、今俗呼仁牟仁久(にんにく)」と記されています。因みに、ニンニクの語源は仏教語の「忍辱」という説があります。修行中の僧侶がにおいを気にしないでも食べるという隠語を表すという。なぜ隠語で表したかというと、仏教では、ニンニクやニラなどの、匂いの強い植物を食べると、元気が出て精がつき過ぎて、それが原因で邪念を持ち修行に専念ができなくなるから、僧侶が食べてはいけない食べ物とされいたらしいのです。
 

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-11-14 16:53:16 (859 ヒット)

「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」と、古くから美人のたとえとしてよく知られています。シャクヤク、ボタン、ユリ、いずれも豪華絢爛たる花を咲かせます。美人の例えに使われた裏には、薬草としての効能も隠されていたのです。これらの植物は全て婦人病の薬草です。 シャクヤクは、冷え性、月経不順、産後の疲労回復。ボタンは月経困難、便秘。ユリは乳腺炎やできものの薬草です。

中国の薬物書の古典「神農本草」には、芍薬の効能については腹痛、知覚異常を除き、刺すような痛みをとり、また発作性の痛みをとり、利尿(りにょう)の効き目があって、神経の安定によいという記述があります。 シャクヤクは、漢方の要薬であり、婦人薬として利用度が最も高く、また、筋肉の痙攣からくるひきつけを和らげ、腹痛、疼痛、下痢などに用います。

シャクヤクは、北朝鮮、中国東北地方、蒙古、シベリア地方原産で、古くに中国から薬用として日本に渡来しました。すでに、足利時代には栽培されたという記録が残っていて、これによりボタンより先に渡来したことがわかります。 花には白色、薄紅色を主にして多用な園芸品種に改良されていて「和漢三才図会」には500種をこえる品種があるとされています。 アメリカのシャクヤク協会では、さらに多くがあり1904年には2600品種が集められたということです。 ヨーロッパには、日本からケンペルによって伝えられました。ボタン属の学名パエオニアとは、ギリシャ神話の中の医学の神パエオンの名前からつきました。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-11-14 16:52:34 (928 ヒット)

『神農本草経』の上品に収載され、古くから用いられてきた生薬です。李時珍は「蛇、虺(まむし)が好んでその下にその子を食ふ。故に蛇、虺、蛇粟などの諸名をつけたのだ。」と語源を説明しています。さらに、「凡そ花、実の蛇床に似たものは当帰、川芎、水芹、藁本、胡蘿蔔(ナニンジン)などである。」と言い、セリ科植物であることを示唆しています。現在は中国産のオカゼリを当てていますが、国内にこの植物が生息していなかったため、色々の植物が当てられていたようです。

『本草綱目啓蒙』で小野蘭山は「水草のヒルムシロ(ヒルムシロ科)の実を蛇床子として売るのは間違っている。現在はヤブジラミ(セリ科ヤブシラミ属)の実を用いているが、真物の中国産蛇床子は毛刺無く、竪に細稜があってヤブジラミとは異なる。本邦の海辺に浜ニンジン(ハマゼリ)と呼ぶものあり、苗の形、葉、花はセリに似ていて中国産の蛇床子と異なるところはない。これが真の蛇床子である。」と述べています。ハマゼリはオカゼリと同属(ハマゼリ属)であり、間違えたのもうなずけます。

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-11-14 16:51:42 (870 ヒット)

モクレン科のホオノキの樹皮を用いる。ホオノキは樹皮を厚朴として利用する以外にも、果実を“朴の実”と称して民間薬として利用し、また、その大きな葉を使って“朴葉味噌”をつくることでも有名です。
気は実感しにくいものですが、漢方では気を生命の基本でありその異常は心、体の連携による諸機能を不調和に追い込むと考えています。気は西洋医学で相手にされないこともあって、気に作用する気剤はほとんど無視されがちであり、具体的な例はあまり列挙されることはありません。その中で、明確に気剤として用いられているものに「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」があり、主に気滞(きたい)を治すとされます。気滞とは気が偏って滞った状態を指し、頭が重く咽喉や食道が詰まる感じで腹痛やおなかがふくれる不快感をもたらす状態をいいます。医療の現場では神経症や神経性胃炎などに用いられる処方です。この中で気そのものを治すとされるのはソヨウ(蘇葉)、コウボク(厚朴)、コウブシ(香附子)です。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-11-14 16:47:20 (1095 ヒット)

香辛料または薬用に、古来より重要な植物として取り扱われてきました。中国においては「神農本草経」に菌桂、牡桂の名で収められ、「傷寒論」等には桂枝、桂心の名で、「本草綱目」では牡桂すなわち肉桂であると記載されています。現在の中国では肉桂の名を日本で言う桂皮に当てています。
日本では「正倉院種々薬帳」に桂心の名で記載され、古くから渡来していたものと思われます。現在薬用に使用しているものは中国産の広南桂皮の樹皮を用いています。
西洋では1世紀頃のギリシア本草「リオスコリデス」に記載され、おそらくアラビアを経てもたらされたものと考えられています。現在の香辛料に使われているシナモンはセイロン桂皮で、柔らかい芳香と甘味があります。ケイヒの消費量は日本国内では薬として利用されるよりも、食品に利用される方がはるかに多い。

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-11-14 16:43:16 (940 ヒット)

安中散の主薬で婦人科疾患や鎮痛などに薬効がある
漢方処方用薬のひとつですが、本草書に現れるのは唐代の『本草拾遺』や『海草本草』に、薬として掲載されたのは北宋の『開宝本草』(975)に延胡索の名で初めて収載された比較適新しい薬用植物です。語源は南宋の『湯液本草』(1248)に「本来の名前は玄胡索であったが宋の真宋の諱(いみな)が玄であったことからこの名を避けて延に書き改めた。」とあります。しかし真宋の在位は997-1022年で『開宝本草』より遅く、これをもって語源とするには疑わしく、また明代の『本草原始』(1612)に「玄は塊茎の皮の色が黒い(玄=黒)から、胡は胡国に生ずるから、索はその苗に紐のようなものが交わるから」と述べていますが前述の『本草拾遺』には延胡索は奚国(中国東北地方)に産し、安東(平壌付近)を経て中国へ来た」と記しており、中央アジアの胡国産であることから名づけられたということも怪しく思えます。

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-11-14 8:01:58 (702 ヒット)

万葉集の山上憶良の歌に「秋の野に咲きたる花を指折りてかき数ふれば七種の花」というのがある。この時代は「桔梗」のことを「あさがほ」と呼んでいたらしい。ヨーロッパには十八世紀後半に紹介されており、英名のバルーン・フラワーは、つぼみがふくらんだ風船のような形からついている。
日本や朝鮮、中国、東シベリアなどに分布する多年草ですが、生薬の桔梗根(ききょうこん)は、大部分が中国、韓国からの輸入品です。根にはサポニンを多量に含有するため、去痰剤として知られており、他に排膿、鎮痛作用があるとして、各種の腫物や化膿性炎症、肺炎、咽喉痛、中耳炎などに用いられる。また、一般的には単体で使用するより、他の生薬と組み合わせたり漢方薬として調合される。
家紋として桔梗を使ったのは明智光秀だが、本能寺の変のとき、屋外に乱立する桔梗の旗を見て、森蘭丸が織田信長に光秀謀反を知らせたことでよく知られている。
なお、トルコギキョウはリンドウ科で桔梗とは関係ありません


投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-11-14 7:57:29 (945 ヒット)

柴胡は神農本草経の上品に『茈胡』の名で収載され、薬能は「心腹を主り、腸、胃中の結気、飲食積聚、寒熱邪気を除き、推陳致新(新陳代謝)を主る」と記されています。名前の由来は本草綱目に「茈は古の紫の字で…。これはこの草の根が紫色だからで、今非常に良く用いられている茈胡がこれで、木をもって糸に代えそれをうけて茈胡と呼び慣わしている。」また別に「茈の字に柴、紫の2音がある。茈姜、茈草の茈は皆紫(し)と音じ、茈胡の茈は柴(さい)と音ずる。茈は山中に生じ、若いときは茹でて食用にし、老ゆれば採って柴(しば)とする。それゆえに地上部は芸蒿、山菜、茹草の名があり、根は柴胡と名づけられる。」と記されています。日本名のサイコは中国名の単なる音読みです。学属名のブプレウルムは負牡牛の肋骨の意で茎の特徴から、種名のファルカツムは鎌型の意で葉の形体に由来しています。植物名のミシマサイコの由来は過っては東海道沿いで多く採取され、三島に集荷されたものが良品であったところから名づけられました、昭和初期には絶滅状態になり、現在は栽培化されています。

 ミシマサイコと同属の植物は日本にレブンサイコ、ホタルサイコ、ハクサンサイコ等がありますが、何れも薬用としては使われていません。中国には多くのミシマサイコ属植物が自生しますが、日本に輸入されている柴胡はマンシュウミシマサイコで北柴胡、津柴胡の名で呼ばれています。

【植物の特徴】
 関東以西の日当たりの良い草原を好む草丈1mにもなる多年草ですが、乱開発、乱獲により野生種はほとんど絶滅状態になっています。葉は互生し、単葉で細長く、鎌状に湾曲します。他のセリ科植物の多くが葉の基部が茎を抱くのに対し、この種は抱きません。夏から秋にかけて復散形花序を頂生または腋生し、黄色の小花を多数付けます。最近では切花栽培も行われています。

【生  薬】
 秋または春に播種し、1年または2年目の秋に抜取り、茎を切離して水洗し、陽乾します。半乾きの時に形を整えてさらに乾燥します。太く、臭いが強く、質が柔らかいものが良品。
 主成分はサイコサポニンa,d、フラボノイド配糖体、ステロール類、脂肪油等。
   
【薬効および使用法】
 主に漢方処方に配合されます。
胸脇の熱を去り、胸中の痛み、ストレス、悪寒と熱が交互にきたり(寒熱往来)、脇の下がかたく張りみぞおちに物がつかえたような感じ(脇胸苦満)を治します。
_技湯 大便が硬くて便秘傾向のあるものの次の諸症:痔核、きれ痔、便秘。
加味逍遥散 体質虚弱な婦人で、肩がこり、疲れやすいく、精神不安など精神神経、ときに便秘傾向のある次の諸症:冷え性、虚弱体質、月経不順、更年期障害、血の道症。
柴胡桂枝湯 多くは腹痛を伴う胃腸炎、微熱、寒気、頭痛、吐き気などがある感冒、風邪の後期の症状。
ぢ膽童嫖髻,っしりとした体格で比較的体力があり、便秘の傾向があるものの次の諸症:胃炎、常習便秘、高血圧を伴う肩こり、頭痛、便秘、肩こり、肥胖症。
ナ簔羆弋づ髻仝亀い無く胃腸の働きが衰えて疲れやすいものの次の諸症:虚弱体質、疲労倦怠、病後の衰弱、食欲不振、ねあせ。
小柴胡湯 食欲不振、胃炎、かぜ、中耳炎


投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-11-13 18:25:15 (817 ヒット)

「良薬口に苦し」の代表的な生薬です。千度振り出してもまだ苦い汁が出る、当に苦味健胃薬であることを和名が示しています。漢字名の「当薬」はこれらのことから付けられた当て字であろうと推測されますが、何時の頃から使われたかは定かではありません。
 現在では和薬の代表的な薬になっていますが、薬として利用されだしたのはさほどに古くありません。薬として用いることを記したのは遠藤元理の「本草弁疑」(1681)で腹痛に用いるとがされています。江戸時代のほとんどの本草書は、古くからの使用法である蚤や虱に使う殺虫剤のことのみが記されています。本格的に苦味健胃薬として用いられたのは江戸末期からのようで、大正9年(1920)改正の「日本薬局方」4局から収載されています。

植物の特徴
過去には日本各地の日当たりの良い、他の雑草と競合しないやせた土地を好んで自生していました。最近では開発等が進んで自生地が少なくなり、長野県等での栽培品が多く出回っています。1g重が13,000〜18,000粒のケシ粒よりも小さな種子で発芽率が悪く、発芽後の双葉も目視できるかどうか程の大きさで、根も細く短いため自然条件下で生存できる株は限られてしまうことが原因と考えられます。発芽後一年目の秋までに2僉10枚程度の根生葉を地面にへばり付くようにつけます。2年目になって萌芽後方形で暗紫色の茎を直立し、秋には20〜30僂砲覆蟷淦茲貿鮨Г濃腓両鮴がある可愛らしい花を多数つけます。葉は対生で2〜3僂龍垢區坊舛波鷯錣剖譴ぁ
類似植物には5局まで医薬品として掲載され、関東以西に分布するムラサキセンブリと、より苦味の薄く薬用に用いられることがないイヌセンブリがあります。以上3種以外に国内に自生するセンブリ属にはミヤマアケボノソウ、シノノメソウ、アケボノソウ、チシマセンブリ、ソナレセンブリ等がありますがいずれも薬用で用いることはありません。

生  薬
秋の開花期に根ごと掘起こし、根部を水洗し、ハサ架けして乾燥します。小型で苦味の強いものが良品とされています。成分は苦味配糖体のスウェルチアマリン、スウェロシド、ゲンチオビクロシドおよび特に苦味がつよいく、イヌセンブリやムラサキセンブリには含まれていないアマロゲンチン、アマロスウェリン等を含有します。他にイリドイド配糖体やキサントン類を含みます。

薬効および使用法
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胃弱、食欲不振、胃部腹部の膨満感、消化不良、食べ過ぎ、飲みすぎ、胃のむかつきに1回量0.03〜0.05gの粉末を服用する。
5淦肝炎、胆嚢炎、膵炎の胆汁や膵液の分泌促進に煎じて服用する。
ぐ虧咾50%アルコール100mlに粉末約5gの割合で1ヶ月以上浸した侵液で頭部に摺込むようにマッサージする。


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