アカメガシワ(赤芽柏)

投稿日時 2006-11-19 21:00:49 | トピック: 富山のくすりの中の生薬

古くから民間薬として知られており、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃酸過多、胆石症、はれものなどに用いられてきました。乾燥した樹皮を用いますが、民間では樹皮よりも赤い新葉と新芽、赤い葉柄の干したものを煎服したほうが胃がんや胃潰瘍に効き目があるとされています。
動物実験でも胆汁分泌促進、かいようの予防に効果が認められています。「富山のくすり」では「熊胆円」に使用されています。
名前の由来は、見た目には、柏の葉に似ていませんが、その昔この葉に食物をのせて神前に供えたり、だんごを包んで蒸したりしたところから、その利用法が柏の葉に似ているということで、赤芽柏(アカメガシワ)の名がつきました。同じく葉っぱが赤く色づくものに観葉植物として人気のあるポインセチアがあります。実はアカメガシワもポインセチアも同じトウダイグサ科の仲間なのです。ポインセイチアの茎を切ると白い樹液が出てきますが、これには薬用成分が含んでいるので注意が必要です。



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