コウボク(厚朴)

投稿日時 2006-11-14 16:51:42 | トピック: パナワンの成分

モクレン科のホオノキの樹皮を用いる。ホオノキは樹皮を厚朴として利用する以外にも、果実を“朴の実”と称して民間薬として利用し、また、その大きな葉を使って“朴葉味噌”をつくることでも有名です。
気は実感しにくいものですが、漢方では気を生命の基本でありその異常は心、体の連携による諸機能を不調和に追い込むと考えています。気は西洋医学で相手にされないこともあって、気に作用する気剤はほとんど無視されがちであり、具体的な例はあまり列挙されることはありません。その中で、明確に気剤として用いられているものに「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」があり、主に気滞(きたい)を治すとされます。気滞とは気が偏って滞った状態を指し、頭が重く咽喉や食道が詰まる感じで腹痛やおなかがふくれる不快感をもたらす状態をいいます。医療の現場では神経症や神経性胃炎などに用いられる処方です。この中で気そのものを治すとされるのはソヨウ(蘇葉)、コウボク(厚朴)、コウブシ(香附子)です。



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