くすり屋のトリビア : 冬の健康の大敵といえば、かぜ・インフルエンザ
投稿者: hangontan 投稿日時: 2006-12-17 16:42:00 (914 ヒット)

冬の健康の大敵といえば、かぜ・インフルエンザです。合併症の肺炎が日本人の死因の第四位を占める一方、新型インフルエンザ大流行の危険性も高まるばかり。
そもそも、かぜとインフルエンザはどこがどう違うのでしょうか。「かぜは90%以上、ウィルス(病原微生物)が呼吸器に感染して起こります。原因となるウィルスは200種類以上もあり、せきや鼻水、発熱、頭痛、胃腸障害など、さまざまな症状を引き起こします。これらを総称して″かぜ症候群″と呼びます。
一方のインフルエンザは、伝染性の強いインフルエンザウィルスが原因でおこり
、A型、B型の2タイプがあります。普通のかぜ(普通感冒)との違いは38度以上の高熱が出て、全身症状が重症化することで、肺炎や脳症を合併して生命に危険が及ぶ場合もあります。
インフルエンザウィルスで怖いのはA型。活発に変異を繰り返して突然、新型インフルエンザウィルスとなり、10〜40年ほどの間隔で世界的な大流行を巻き起こしています。中でも史上最強のインフルエンザと言われるのが1918年にスペインから全世界に流行した「スペインかぜ」。死者は2000万〜4000万人、患者数は20億人にも上りました。このほか46年のイタリアかぜ、57年のアジアかぜ、68年の香港かぜ、77年のソ連かぜなどが猛威を振るっています。
周期的にみて、いつ新型ウィルスが発生してもおかしくありません。インフルエンザ情報はしっかりチェックしましょう。

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