「ミレニアム 1・2・3 全6巻」

スティーグ・ラーソン 著 ★★★★★ 早川書房

『児玉清氏、絶賛』の呼び声高く、手に取った。 「うーん、これは」と納得。スウェーデンという国についてなんの知識もない自分だが、本書でなんらかのイメージが植えつけられた。たった一冊で何がわかるかという向きもあろうが、そう感じさせられたのは自分だけではないと思う。スウェーデンの断面、ある意味ではその抱える問題、が映し出されている。エロチックな風合いも多分に散りばめられ、かといってそれが無ければ本書がなりたたない、『児玉氏絶賛』の真意もそこにあったのかもしれない。女性陣と評価が分かれるところであろう。

「ミレニアム 1・2・3 全6巻」

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