/ 最終更新日時 : daurasan 本棚 「海辺のカフカ」 村上春樹 著 ★★★ 新潮文庫村上春樹翻訳の海外書は何冊か読んではいたが、彼のオリジナルとしては初めて。 第一感としては、荒唐無稽、スティーヴン・キングの作品を彷彿させた。日本で評判となり、世界的な支持を受けたという作品、という印象はまったくなかった。ストーリー的な破綻こそないものの、感動を呼ぶ作品とはとても思えない。それなのに、なぜ、それほどのベストセラーとなりえたのか。とても不思議だ。「海辺のカフカ」