「Boy’s Surface」
円城塔 著 ★★ ハヤカワSFシリーズ
円城塔、二冊目。 先に読んだ「Self Reference ENGINE」も皆目理解できなかったが、こちらもさっぱり「読めない」。SFシリーズと銘打ってあるのだから、SFの範ちゅうに入るのだろうが、自分がこれまで親しんできたSFとはかなりかけ離れている。 数学を言葉遊びでなぞらえているような気もするし、何か哲学めいた雰囲気もする。言語明瞭意味不明瞭。一つだけ間違いなく言えるのは、読んでいて映像化できないこと。物語(となっているとすれば)に入っていけない。それはやはり想像力の欠如の所以だろうか。
「Boy’s Surface」 円城塔 著 ★★ ハヤカワSFシリーズ |