かみさんと千石城山 2014/4/19

かみさんが登山靴を新調したので、その靴慣らしにと出かけた。 厳冬期にも使えるというその靴は、出番はあと何回くらい来るのだろうか。そんなことは百も承知の上で揃えた靴だった。厳冬期は無理としても初冬、残雪期には十分力を発揮するに違いない。それでもそんなに出番はないだろう。すべてはかみさんのやる気次第だ。 どこを歩くか迷ったが、手軽で、気軽な、

上市ダムから辿る千石城山に行くことにした。 上市ダムの脇にある剱親公園は雪融けも進み、その間を縫うようにして登っていく車道も反対側の早月川へと下る峠まで簡単に行くことができた。あまり上からだと歩きも物足りないので、そのいくらか下にある大きな駐車場に車を止めて、そこのすぐ近くの登山道から取り付いた。 山は春まっ盛りとまではいかなものの、春を待っていた木々や小鳥たちで賑わっていた。一番に目に飛び込んで来たのがユキツバキ。これが山全体に咲き乱れている。長い冬と深い雪を耐え忍んで、訪れた春にめがけて咲きだした、そんな感じ。そして小鳥たちのさえずりがかまびすしい。もう少し雪が残っているかと思ったが、早月川側の斜面に少し残っているだけで、山の春は思ったより進んでいるようだ。下界では早散り始めたサクラが周辺の山肌にちらほらと見られる光景が、なおさら山の春を感じさせてくれた。

かみさんと千石城山 2014/4/19

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