かみさんと牛岳 2015/5/6

かみさんが牛岳に行ってみたいというので出かけることにした。 とは言え、牛岳方面はてんで土地勘がない。取り付きがどこら辺にあるのかもさっぱりわからない。 うちからだと、登山口は牛岳を大きく西側に廻りこんだ庄川からの林道を入ったところにある。たかだか900メートルそこそこの山に登るにしてはかなり距離がある。だが、案ずるより産むがやすし、登山口には大きな看板が立っていて、一先ず第一の難関をクリア。 五月初旬にしてはすっかり夏の装いとなった山をいく。最初は杉だがそのうちにブナの森となる。道はゴツゴツした岩もなく、急登もなく、とても歩きやすい。このまま山頂までいってしまうのかと思ったら、そうは問屋がおろさなかった。 ほぼ西から東に伸びる稜線に沿ってつけらた登山道は北斜面を辿っている。残雪が沢に残っている個所が数か所出てきて、その雪の残り方が中途半端で、渡るのに難渋した。私はそうでもないのだが、かみさんにとっては、ちょっとスリリングな場面もあったようだ。沢でなくても、斜面に残る雪のトラバースも出てきて、想定外の展開となってしまった。 顕著な尾根を行くのではなく、平坦な道、しかもところどころ残雪を拾っての登行は帰りのことが心配になる。辿る地形が似たようなところばかりなので迷いやすい。要所に赤布を打って行くことにした。 そうして、最後の本当になだらかな登りを越したところに牛岳神社があった。さすがにここから見る剱は遠い。春霞も手伝って、蜃気楼のような剱が臨まれた。 帰りは二等三角点のある小山を経由して、もと来た道を引き返した。 登り下りとも3時間

かみさんと牛岳 2015/5/6

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