「本を読むときに何が起きているのか」
ピーター・メンデルサンド 著 ★★★ フィルムアート社
小説を読んでいて、登場人物の動きや顔の表情をどのくらい具体的に頭の中で描いているだろうか。動きは文章中の描写からかなり映像化していると思うが、泣いているとき、笑っているとき、怒っているとき、顔の具体的な表情、たとえば眉の動き、顔の色、口の動きはどのくらい頭の中で映像化しているだろうか、ほとんどあいまいだと思う。また、登場人物の背格好、顔の作りの隅々はどうだろうか、これもある程度のイメージらしきものはあるが、詳細となるとかなりあいまい。 というようなことがこの本には書かれている。挿絵も豊富で、本の内容を想像するのを補佐してくれる。ある意味、実験的なおもしろい本だ。
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