霧雨にけぶる早月尾根 2017/10/14
体育の日前後はよい天気となり秋山日和だったが、仕事を入れてしまった。連休明けに弥陀ヶ原に出かけようと算段していたのに、あいにくの雨。仕事はいつでもできるが、絶好の紅葉日和はそんなにあるものではない。残念だがまた来年に持ち越しだ。雨が上がった翌日、早月の紅葉はどこまで進んでいるのだろうかと、出かけたのであった。 天気予報では曇りから晴れ間ものぞく、とのことであったが、現地に着いてみると山はどっぷりと雲につかっている。おそらく連休中には混んでいたであろう馬場島の駐車場は閑散としている。寂しげな雰囲気がそこはかとなく漂っている。 カッパを被るまでもないほどの霧雨が巻く早月尾根をあてもなくポツポツと歩きだす。周辺の山々もガスの中。松尾平の木々は紅葉とまではいかないが、こころなしか色があせているように見える。1600のベンチに着くと、さーっと風が吹いて、ガスが切れ始め、周囲の山々が見えてきた。そこには晴れた日の鮮やかな紅葉とは違った、しっとりとした趣のある秋の山があった。












霧雨にけぶる早月尾根 2017/10/14 |