カメラを忘れた大熊山 2024/5/4

ド快晴の山日和。バイカオウレンの生息を確かめるため大熊山へと向かった。 だが、車止めに着いてみるとカメラが車に載ってない。がっかりだが、せっかくの好天、登頂目的に心を切り替えた。 相変わらずの急登、いつもと様子が違うのはイワウチワがめっきり少ないということ。いつもなら、わんさか咲き乱れているのだが、今年はもう全盛期を過ぎたようだ。バイカオウレンも終わったかもしれないと、目を凝らして登るが、見つからなかった。葉っぱさえ見当たらない。 主稜線に出てからは1400から雪を拾うが、雪の付き方が少なく、帰路足跡を見逃すことはまずない。サングラスを出して小休止してから、歩き始めちょっと動機があったが、呼吸を意識しながらゆっくり歩いていくと、次第に気にならなくなってきた。それでもきついことはきつい。最後の急登を越え、ヴィクトリーロードを行くときもベストの体調だった。 帰路、バイカオウレンに留意しながら進む。登るときは分からなかったが、なんとか残滓を発見できた。だが、規模が明らかに小さくなっている。生えている葉っぱも小さく、花を咲かせるにはあと3年はかかりそう。誰かが上っ面だけを掘って採っていった可能性は否定できない。そこにはイワウチワも混生してしたのだが、イワウチワもなくなっている。オウレンを採るときに一緒についていったものと思われる。葉っぱが無いものだから、とうぜんそこに足を置くことになり、成長が抑制される。踏まれ続ければやがて絶えてしまう。 山頂まで2時間40分 下り1時間30分

カメラを忘れた大熊山 2024/5/4

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