富岡アルプス 2025/2/1

群馬で仕事をし始めてから早三十有余年。
やっとここ最近山に足が向くようになった。一昔前は仕事に区切りがついたときと思っていたが、そんなときは一日も早く富山に戻りたくて、そうこうしていうちに、山は遠のてしまっていた。歳とともに仕事の量も減って、自由な時間が増えてきて、山に向かうようになった。だが、ときは遅し。右膝蓋骨骨折の後遺症が悪さして、思い描いていた山とは程遠い山しか行けなくなっていた。

いつかはもう一度剱へ、という思いは断ち切れず、ごまかしごまかし、最善の方法を模索しながらの山が続いている。そんな中、今回足を向けたのが「富岡アルプス」だった。取付きは群馬の宿からは10分もかからない。標高も300ちょいで、リハビリにはちょうど良い。仕事を午前中に切り上げれば、午後から余裕で軽い山歩きが楽しめる。一番よい時期は、ツツジが咲き誇る5月ごろだというのだが、冬の今の時期でも十分楽しめる。富山にはない真っ青な冬空を見ながらの山歩きは爽快そのもの。からっ風が当たらなければ、陽だまりの稜線をまったりと歩くことができる。なにしろ、小さいながらも一峰から九峰まで冠する山並み。適度なアップダウンもあって飽きが来ない。もっと早くから来ていればよかった。3月に咲くというオキナグサはぜひ見てみたい。

宮崎公園から新堀神社まで往復3時間

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