鼻曲山 2025/8/25

お盆を過ぎても暑い日が続く今年の夏、夜中の12時を過ぎても30度を切らない。寝付けない夜はアイスノンを抱いて体温を下げるしかない。
さぞ山も乾ききってレンゲショウマも枯れ枯れになっているに違いない。しかし、ここ二三日、山の方で夕立があった模様。花達も息を吹き返しているかもしれない、と思って出かけることにした。

浅間隠山登山口の駐車場に車を止めたが、二度上峠に向かう途中に二三箇所広い車止めがあるし、登山口となる峠も車を止めるスペースはある。
空は薄曇りで、峠からの視界はきかない。登山道は30センチほどのササ藪の中にあり、とても歩きやすい。灌木にさえぎられて日も差さず気持ちのよい道だ。軽く汗をかいて永妻山のピークに出る。ここから一旦下り鞍部へ。地図上ではそんなにアップダウンを感じなかったが、鞍部から望む鼻曲山への登りはかなりきつく感じる。案の定、息も上がり、汗も吹き出し、足も重い。たったこれしきの山で、という思いが頭の中を占める。ただただ、レンゲショウマ見たさで登山道を行く。

9合目、ササ藪が薄くなり斜度が増す当たり、レンゲショウマが目に入って来た。予想していた通り花達は元気を取り戻していた。進みながらあたりを見渡すと、あっちにもこっちにも、群生ができている。斜面全体がレンゲショウマ畑になってる。これにはびっくり、これだけ広範囲に咲いているとは思ってもみなかった。浅間隠にも自生しているが、咲いている場所は藪もひどいし、これほどの規模はない。うれしさいっぱいで足取りも軽くなり、一登りすると鼻曲山山頂に出た。ガスがかかって視界はゼロ。一本取るまでもなく、写真を撮りに下りにかかった。

浅間隠登山口起点 二度上峠まで12分 永妻山まで34分 鼻曲山まで65分

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