「雪豹」

ピーター・マシーセン 著 ★★ めるくまーる社

1978年米国ナショナル・ブック・アワード 作家でありナチュラリストである著者は1973年にネパール奥地の内ドルポに出かけた。動物学者GSのヒマラヤアオヒツジの生態調査に同行したものである。また、その生態がはっきり判っていない大型の猫科動物の雪豹も視野にいれてのトレッキングであった。 当時の辺境の地へのトレッキング模様がよくわかり、一緒に旅している感じとなる。また、仏教に深く帰依している著者の心の旅模様も描かれている。 ただ、不信心者の私にはアメリカ人ブッディストが語る精神世界はやや難解であった。

「雪豹」

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