「夜ごとの闇の奥底で」

小池真理子 著 ★★ 新潮社

  全くの偶然から恋人を銃殺してしまった妹。その拳銃を山に捨てに行った兄の祐介。そこのペンションで祐介に狂気が待ち構えていた。ストーリー、展開、結末とも陳腐。『ナルキッソスの鏡』に出てくる狂気の母親とここに出てくるペンションの主人がだぶってしょうがない。そう感じるのは私だけだろうか。小池ワールドは類似品が多い。

「夜ごとの闇の奥底で」

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