「遺留品」

パトリシア・コーンウエル 著 ★★★ 講談社文庫

検屍官ケイ・スカーペッタシリーズ、第3弾。毎日スカーペッタ局長は死体の解剖に大忙し、だが今回の連続殺人には肉がない。全て白骨化してから発見されている。しかもすべての死体はカップルで、靴を履いていなかった。3作目にして、ようやく話の筋に違和感がない仕上がりだ。犯人の出方も前2作ほど唐突な感じはない。だが、3作読んで、どれがどれだかさっぱり、思い出そうとしてもこんがらかって、頭の中は大変だ。ということは、3作とも似たような展開、登場人物の役どころと描き方も一緒、ということだ。しかし、まんねり、という表現とはちょっと違う。3作登とも場人物の名前だけを変えて、あと全て同にしたような、なんかそんな印象だ。こう感じるのは私だけだろうか。

「遺留品」

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