/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「潮音」全4巻 宮本輝 著 ★★★ 文藝春秋 富山を舞台にした歴史小説、大河ドラマはハードルが高い。傑出した人物が少ないからだ。思い浮かぶ歴史上の人物で富山と縁があるのは佐々成正、大伴家持ぐらいか。それとて、時代の一面を切り開いた主人 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「漂民次郎吉」太平洋を越えた北前船の男たち 津田文平 著 ★★★ 福村出版 実話を題材とした小説だが、同じ難破を扱った「ジョン・マン」「漂流」から比べると、面白さはやや劣る。北前船を駆って、蝦夷から薩摩へ昆布の密貿易を企む、というおなじみの出だし。普通なら、北前船 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「流浪地球」 劉慈欣 著 ★★★★ KAKOKAWA WOWOWでやっていた映画が超弩級の面白さだったので、その原作となった本を借りて来た。WOWOWのやつは第二部(後編)で、第一部(前編)はNetflixでないと観られない。もしかし […]
/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「漂流」 吉村昭 著 ★★★★★ 新潮文庫 吉村昭は「高熱隧道」を読んだきり。最近読んだ山本一力の「ジョン・マン」つながりで手に取った。 作者自身、江戸時代にかなりの商船、漁船が時化にあい、そのほとんどは行方知れずになっていたとい […]
/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「ジョン・マン」全7巻 山本一力 著 ★★★★★ 講談社 山本一力は初めてだ。心温まる伝記小説というのが第一印象、たぶんこれを手にした誰もが同じ思いに浸るのではないかと思う。なんとなく浅田次郎を彷彿させる書きぶりだが、それよりもっと平易な文章 […]