/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「櫂」 宮尾登美子 著 ★★★★★ 新潮文庫 第9回太宰治賞(昭和47年) 高知の言葉と富山弁とが似ている様に感じるのは私だけだろうか。前々からそう思っていたのだが、この本でやっぱりとうなずくのであった。 和文というのがあるのな […]
/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「きんぴか」 浅田次郎 著 ★★★★★ 光文社 ピカレス小説クここにあり。 何回読んでもおもしろい、先がわかっていてもおもしろい。登場人物の個性が並じゃなく、それぞれ光っている。みんないい人ばかり。「せんびき屋」のメロンというのはここ […]
/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「絡新婦の理」 京極夏彦 著 ★★★★★ 講談社 読んだそばから内容を忘れてしまうのが自分の体質。そんな中にあって、いつまでもイメージが消えないのがこの小説。平面のジグソーパズルを幾重にも織り込んで、それを3次元のパズルに仕込んでいる。 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「ミレニアム 1・2・3 全6巻」 スティーグ・ラーソン 著 ★★★★★ 早川書房 『児玉清氏、絶賛』の呼び声高く、手に取った。 「うーん、これは」と納得。スウェーデンという国についてなんの知識もない自分だが、本書でなんらかのイメージが植えつけられた。たっ […]
/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「鉄鼠の檻」 京極夏彦 著 ★★★★★ 講談社 圧巻の826ページ。これも分厚いノベルズ版。京極堂は行く着く先を知らないようだ。 殺人は連続して起こるのだが、極悪な「犯人」はいない。その犯人をつきとめてなんになる。事件の真相が暴かれて […]